お金の流れを知ると循環がつくれる

2018年12月30日

    ドラッカーは「利益は、目的ではなく条件である」と言っていますが、

    会社にとって利益は、人にとっての水のようなものです。利益がなければ存在できない

    人は水を飲むために生きているわけではありませんが、

    水がなければ生きていけません。

    会社が社会の一員である以上、企業の目的が自社の利益であるはずはありません。

    しかし、会社は利益がなければ存在できません。

    つまり、利益は会社存続するための条件なのです。

    (究極のドラッカー國貞克則氏より引用)

    世の中に貢献する会社は、目的(経営理念)に向かうために、

    利益が満たされなければ生き残れない、役立つことはできません。

    条件である利益を満たすためにお金の流れを知って、

    なめらかで、おだやかな、滞りなく流れる循環をつくりましょう。

    1.二階建てのBSとPL

    会社のお金は、

    ・貸借対照表(BS)

    ・損益計算書(PL)

    ・キャッシュフロー表(CS)

    で表します。

    ここでは、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を見ていきましょう。

    2階建て 一体

    会社は、図の右上の右側からお金が入ってきて(調達)、

    左上に移って資産となり、その資産を使って商売をします。

    左下の黄色い部分の固定費を使って、売上をいただきにいきます。

    お客さんから注文があって、仕入れ、外注さん協力してもらいながら、

    自社の手間をかけて、商品サービスを収めます。

    喜んで満足いただけたら、

    お客さま(右下の右側)からお金がいただけます(売上)

    売上から費用を引いた残りの利益が、右上の純資産に加わります。

    ※純資産は、2006年5月の会社法施行前は、資本や自己資本と呼ばれてました

    お金は、左回りに循環しているのがわかります。

    この図は、二階建てになっていて、

    2階建て 分離

    一階部分が損益計算書(PL)、

    二階部分が貸借対照表(BS)になっています。

    一階の損益計算書(PL)でお金をいくら残すかを決めて、

    取りかかり、残せたお金が当期純利益となり、

    二階に上がって利益剰余金になって、会社が少しづつ成長していきます。

    2.一階でお金を残すために(損益の図)

    お金を残していくためには、一階部分を良く知っておく必要があります。

    一階の損益計算書(PL)の図をわかりやすくするために、縦にしてみました。

     

    損益図の構造を一緒に見ていきましょう、大事なところですから覚えてください。

    ヨコからタテ

    ※右側にある縦になっている損益の図を見てください
    左に入ってくるお金「売上」があります。

    「売上」のなかに「仕入れ」「外注」「粗利益」が含まれています。

    「仕入れ」は、商品や材料を仕入れること

    「外注」は、手間を加えて作業をして納めてもらうこと

    と考えてください。

    「仕入れ」「外注」を支払うお金「変動費」といいます。

    「変動費」は「売上」が増えると増え、減ると減ったりと変動します。

    つまり売上に応じて、お支払い(出ていく)するお金のことです。

    「売上」から「仕入れ」「外注」の「変動費」を引いて、

    残るお金を「粗利益」といいます。

    「粗利益」のなかに「固定費」があります。

    「固定費」は、お給料や家賃など「売上」が有る無しにかかわらず必要なお金です。

    「粗利益」から「固定費」をまかないます。

    まかなった後に残るお金が「営業利益」です。

    一階部分では、この残すお金「営業利益」をこしらえるために

    お金の流れ(循環)をつくります。

    売上アップと業績アップでは、流れ(循環)づくりの手順が違います。

    売上アップは、まったく違うぞ

    「固定費」を使って「売上」を増やして「粗利益」を増やして、

    「固定費」をまかない、「営業利益」を残すようにします。

    業績アップは、

    「変動費」を削減して「粗利益」を増やして、

    「固定費」を削減して、増えた「粗利益」から削減した「固定費」を

    引いて「営業利益」を残すようにします。

    売上アップは、売上を上げることが目的なので、

    お客さん(会社の外)に宣伝して、営業して、売上を増やすことが、

    最優先になります。

    業績アップは、営業利益を残して自分たちが幸せになるのが目的なので、

    内から(会社の中)流れを起こして気の合うお客さん(会社の外)と流れを

    作ろうとします。

    売上アップは、お客さんをなんとかしようとしていますが、

    業績アップは、自分たちが出来ることをなんとかして成長になるかも

    変えていこうとしているのがわかります。

    お金の流れを滞ることなく循環させるには、どちらを選びますか?

    もう一つ質問をさせてください、

    もしも商談が上手くいかなかった時、どちらの考え方ですか?

    ①人のせいにする人
    (お客さんが悪い、商品が悪い、営業担当が悪いからそこを改善していく)

    ②目の前のことは自分が引き起こしているととらえる人
    (何が原因だったのか?自分の何を改善すれば良いのか教えてくれている)

    ②だとわかっていてもつい①になってしまう・・・、

    業績アップに取り組んでいる人は②の方が多いような・・・。

    目的に向かって利益を満たしていくには自分たちが改善し変化し続けることが、

    澱みのないきれいなお金の流れ(循環)づくりにつながるように思えます。

    3.自社の損益図はどのカタチ?

    まず、自分たちの現状の数字を出してみましょう。ごちゃまぜ

    一定期間の数字を拾いましょう、昨年一年間でもいいし、

    直近半年、3か月でもかまいませんので、

    「売上」「仕入れ」「外注」「固定費」を出しましょう。

    そして「売上」から「仕入れ」「外注」を引いたら「粗利益」がでます。

    そのときに「粗利益率」も%で出しておいてください。

    計算方法は「粗利益」/「売上」です。

    自社の粗利益率は、何%なんでしょうか。

    「粗利益」から「固定費」を引いたら「営業利益」がでます。

    損益の図に書き込んで、比率を見てください。

    Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型のどれに近いですか?

    PLの特長

    お金の流れ(循環)づくりのために現状の損益図の割合を知りましょう。

    次は、損益図の意味と目的を知ってください
    生成化育の経営が経済の主流となり、
    中小企業に物心両面の幸せがもたらせますように
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