安定した業績を実現している経営者から学んだ、5つの文節の意味

2015年03月01日

    すぐに結果を求めるから、結果が出ない?!

    業績安定も大事なのはわかるけど、目先の売上を作らないと・・・
    まずは早急に足元の業績づくりから。
    社長から緊急会議の招集。
    テーマは「どのような方法で、直近の売上数字を作るか」営業戦略会議。
    社員さん達はなかなか口を開かない。
    「君たちに、アイデアはないのか!!」
    「仕方がない、私の考えを話そう」と社長。
    社長がみんなを集めるときは、自分にアイデアが浮かんだ時のことが多い。
    また、そのアイデアは、
    ・社長の勘と経験から出来てきたもの。
    ・先日参加したセミナーで聞いてきたもの。または、ビジネス書に書いてあったもの。
    ・友人の社長と飲みにいった時にひらめいたもの。
    などなど
    社長が出来ると思い込んで語るから、
    会議に参加しているみんなも出来るかもしれないと思い込み出しはじめる(社長の言うことだから)
    早速、番頭役が、ホワイトボードに計画数字を書き込み、机上の空論の願望だけの数字達成。
    なぜか、一同、安堵感。
    それぞれ役割分担が決まり、出来る感じが増量。
    社員さんも作業があることで、やった感が出せる。

    緊急会議のアイデア実現は、直近対策なので、
    取りあえず、早急に取り掛かることが大事。営業戦略というより、営業戦術。
    準備に時間を費やそうものなら、怒られてしまう。
    なぜか、目的は、売上づくりから、社長のアイデアを実行することにすり替わり。

    こんなのおかしいと思う社員さんは会社を辞めていく
    だから、思いつき、アイデア、切り口で乗り切っている社長の会社には、
    準備、ととのえるという習慣が無い。
    特に、社長自身が、売り込むことが出来て、数字が作れて、チャッチャっと仕事が出来て今まできているから、
    時間がかかること、面倒くさいことは嫌。
    「俺だったから、こうして、ああして、出来るんだから、君らも出来るだろう」
    効率的なことを考えて、準備に取り掛かろうものなら、
    「そんなことしている時間があるんだったら、売ってこい、ポスティングしてこい!」
    ってことに。勘と経験、度胸に支えられた根性論の営業戦略、戦術。

    自分を調える

    業績づくりや経営に、準備やととのえることはどのような影響があるのか、
    あまり効果がないのではあれば、単なる面倒くさいになってしまう。

    まずは、準備。
    【準備】物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。

    次に、ととのえる。
    「ととのえる」には2つの漢字があった。
    【整える】と、【調える】
    意味の違いをみてみると、
    【整】そろえる意の語源(斉)からきている。きちんと整列させる意。
    【調】和合の意の語源(合)からきていて,口をきいて和合させる意,ひいて,調整の意。
    「調」は「何かをするため,始めるための必要なもの(状態,条件)をそろえる。」「物事がまとまる。成立する。」という意味で、同じ「準備がととのう」でも,なにか作業を行うために必要な道具を買いそろえれば,「準備が調う」であり,散逸した道具類を使いやすいようにかたづけ,そろえれば,「準備が整う」と表記になるらしい。

    【調える(ととのえる)】を調べていると

    尊敬する中村元氏が法句経から紹介している言葉に出会うことができた。

    「自分こそ 自分の主である。
    他人が、どうして(自分の)主であろうか?
    自分をよく調えたならば、得難き主を得る。」

    意味として、

    「私たちはいろいろなものを追いかけた結果の集成に終わってしまう。それでは本当に自己が自己の主といえるのだろうか、自己を調えることによって、自己そのものが、かけがえのないよりどころとなる」ということらしいが、ここにヒントがあるのでないかともう少し自分なりに考えてみた。

    「自分をよく調えたならば、得難き主を得る。」の部分。
    「自分をよく調える」から整理しはじめると、

    ①自身を知ること・・・
    自分の生まれてきた役割、自分が世の中に貢献する目的(進化創造のため)をわかること。

    ②目的達成に向けた原因と結果の連鎖・・・
    目的に近づくための出来事(結果)を起こすために、必要な構成要素を集めて、矛盾や衝突が無い様にまとめ(調和、調整)、準備することが原因づくりに繋がり、想うような結果(出来事)が生まれる。

    ③得難き主を得る・・・
    この連続をおこなうことで、手に入れることが難しい、主体的な生き方(人生)を送る(波長を合わす)ことができ、果たすべき目的に近づき、宇宙の進化創造に貢献をおこなうことになる。

    調えて、準備をおこなうから結果が出る

    智慧人でもある経営者とのお仕事のなかで、ある企画提案づくりをご一緒した折、

    なあ、ほっしゃん。
    「準備して、準備して、心尽くして、伝われと願って、後は相手次第」5つの文節
    という心の在り方が大事と教えていただきました。

    なんと、潔い考え方。
    「採用されなかったら、こっちの器がまだまだということ。もっと磨きあげないとアカンということ」

    「調えて、準備をおこなう」

    自分達が何者であるか、

    どんな経営理念(目的、価値)を持ち、

    その価値を事業内容に落とし込み、

    その価値で顧客にどのように喜んでいただけるか。

    顧客の目的と自社の目的が同じベクトルに向かって、

    互いの価値で互いが喜び、進化成長していくことが、

    業績の安定する農耕・果樹園型経営の営業構造、営業循環図で実現されていく。

    農耕・果樹園型の営業循環図は、

    価値の表明をしっかりおこない、

    響いた顧客との親密づくり、

    顧客の本音をお聞きしてのご提案、

    受注への流れ、営業は常にアフタフォローからはじまる。

    営業循環図に描かれる顧客との接点(メディア)施策一つ一つには、

    自社の経営理念(目的、価値)につながる目的が設定され、現実化し原因と結果の連鎖を生み出していく。

    「私たちが、~する事で、顧客に~していただく(いただきたい)」

    これこそ、
    ②目的達成に向けた原因と結果の連鎖・・・
    目的に近づくための出来事(結果)を起こすために、必要な構成要素を集めて、矛盾や衝突が無い様にまとめ(調和)、準備することが原因づくりに繋がり、想うような結果(出来事)が生まれる。

    「調えて、準備をおこなうことで、目的に向けて、次に起こしたい出来事の八割は叶っている。」

    と学ばせていただきました、そう、準備八割です。