幸せのつくり方が変わった!?

2015年05月06日

    巻き込む社長と、つなぐ経営者

    経営者である智慧人さんと話をしていてふと気づいたことがありました。

    「まわりを巻き込んで仕事や経営をおこなう人」と

    「まわりのものをつないで仕事や会経営をおこなう人」とに

    別れて来てるんじゃないかと・・・

    まわりを巻き込む人の中には、自分の欲求だけが目的の社長さんもおられますが、それは別として、

    「巻き込んでいる人」も、「つなぐ人」もみなさん、会社を良くしよう、みんなで幸せになろうと思っている想いは、同じではないでしょうか。

    幸せと言えば、日本理化学工業株式会社の大山会長から、

    人の究極の幸せは、①人から必要とされる、②人の役に立つ、③人から褒められる、④人から愛される。と教えていただいてますが、巻き込む人も、つなぐ人もこの4つのことを目指し、求めているのですが、プロセスが違うんでしょうね。

    幸せをつくるプロセスというか、つくり方、歩む道とでも言うんでしょうか。

    その違いの原因には、まわりにある情報量が関係しているように思いました。

    昔と今とでは、情報の量が半端でないほど増えているんですよね。

    調べてみると情報量が12年間でなんと639倍。総務省の平成18年度の発表ですから今ならもっとすごい数字なんでしょうね。

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    選択可能情報量の推移。選択可能情報量とはテレビや雑誌などの媒体から世の中へ発信されたすべての情報のこと。2000年代の情報量の急速な増加を「情報爆発」と呼びます。

    平成18年度総務省情報流通センサスより

    私たちが時代のなかで、生活していると確かに情報は増えた感じはするけど、639倍の数字を見るとびっくりです。環境が変化しているのに日々のことなので、気づかず、まさにゆでガエル状態になってしまっていたのかもしれません。

    情報量が増えたことの639倍を見ながら考えていたら、以前読んだ本の中に複雑な時代のリーダー像について書かれていたことを思い出したのでもう一度見返してみました、紹介いたします。

    システム思考の進めている枝廣淳子さんの本に「既存のリーダー像は通用しない」とありました。

    リーダーと聞くと、カリスマ性の強い社長やグループ長の姿を思い浮かべがちで、組織を船で例えると、今までの典型的なリーダーは「船長」の役割を担っていました。船長は、船の運航に関する状況をすべて把握し、進路を明確にして、船員たちに的確に指示を出していきます。しかし、このような複雑性の時代では、日に日に通用しなくなりつつある。これからの経営者やグループ長は、「船長」ではなく、「設計者」が求められると言われており、設計者は、安全に目的地へ向かうことを目的として、海、地形や天候などの外部環境の複雑なつながりを理解し、船の仕組みと船員たちの行動、相互作用などを考え、システム(目的を持った組織)として船の設計をおこなう必要があり、企業経営も同じことが言えると書かれてありました。

    まわりを巻き込む人が、船長さんタイプで、ほんと勝手なイメージですが、社長という言葉にあてはまるんです。

    つなぐ人が、設計者さんタイプで、これも勝手なイメージですが、経営者という言葉がしっくりくるんです。

    (勝手なイメージをお許しください。)

     

    つなぐ実践

    つなぐ人(経営者さん)がやらていることを見ていると、みなさんはっきりとご自分の目的を持って人生を歩いておられます。

    会社を経営したり、個人で事業をされている方は、その目的を会社を通じて、どのように周りの人(お客様、協力会社さん、仕入れ先さんなど)へ、社会に貢献するのかという経営理念(目的、価値)をお持ちなんです。

    それを社員さん、周りの人へ浸透させて、つないでいるんです。良いもので、共感できるものであればあるほど、価値観の合う人たちに広がっています。

    つなぐ人(経営者さん)の会社では、一つ一つの業務の目的と意味、働く人たちの目的と意味が、経営理念に繋がっているのがわかりました。

    設計者さん(経営者さん)が経営理念(目的、価値)に向かって、必要な要素であるお客様、社員さん、協力者さん、仕入れ先さんとお仕事である業務をつないで、流れるように構造をつくられています。すべてのものが目的を持つと無駄にはならないので、無駄が見当たりません。

    つなぐ人(経営者さん)の実践されているシステム思考経営バイブルのはじまり部分をご紹介しますと

    ●根源シート

    経営理念(目的、価値)

    その価値をどう浸透させていくか

    その価値でどう喜んでいただくか

    ●営業循環図

    お知り合いの方から、価値の表明、告知をおこない、響いた人と親密を深めお互いに価値観の確認をおこなう

    お客様へ自分たちが、お客様の目的達成のためにどのようなことを専門性を持って、準備の提供ができるのかを知ってもらう

    お客様からお声がかかるとぴったりの案をご提案する

    お仕事をさせていただき、喜んでいただき本格的なお付き合いが始まり、親密を深める

    再び、お客様から目的達成のために次のステージへのお問い合わせが起こる

    というように、お客様が目的に向かって歩かれ、成長される段階ごとにお手伝いをして、喜ぶコトをつなぐことを構造図化(施策をつないで記載)したものが、営業循環図になります。

    ●行動計画

    営業循環図がつくれたら、実践したくなりますから、年間の行動計画に落とし込み、行き当たりばったりの行動をしないために目的、施策、人をつなぎます。

    ●関係フロー

    お仕事の流れを書き出し、業務の分担をおこなって、業務それぞれの動きを個人個人の手順と次の人への連携を書き出して、みんなで共有して動き出します。人はそれぞれ思っていることや考え方が違いますから、動きを業務とつなぐ設計があると、目的が共有され、行動に無駄がなくなり、タイムスケジュールも読めてきます。

    。ここでは、業務の目的をはっきりさせて、達成のために必要なもの(履歴、書類、帳票類など)を揃えて、スムーズにつながるように心がけます。

    などなど。

     

    つなぐ人になって、幸せづくり

    人はみな役割を持ち、目的に向かって生きています(意識、無意識はありますが)。私たちが持っている価値(目的に向かっていることで現れる)で、まわりの人が目的に向かうために揃えていく足りないモノの準備をお手伝いすることで、「ありがとう」という感謝の言葉がいただけ、究極の幸せ(①人から必要とされる、②人の役に立つ、③人から褒められる、④人から愛される)が実現していくのではないかと思います。

    複雑性な時代になってしまったことは間違いありませんし、これからより加速度的に進むことは間違いありませんし、それを防ぐことも、避けることも出来ません。私たちは、順応して、振り回されたり、迷い不安になることなく、本来の道に気づき歩いていきたいですね。

    「巻き込む人」よりも「つなぐ人」が求められる時代へ。

    時代と環境の変化とともに、幸せのつくり方も変わってきたことに気づけば、自然と習慣も変わってくるんでしょうね。みなさん、システム思考経営でご一緒に進化しましょう。