狩猟型と農耕型のどちらが、幸せの道なのかを学びました

2015年06月06日

    知らず知らずの吹込み

    多くの経営者、営業担当者は、
    「勝ち組になれ、負け組になるな」
    「顧客を獲得、売上拡大、規模拡大」
    「他社(他人)に負けるな、他者の客を奪え」

    などという吹き込みを受けています。

    勝ち負けをエネルギーに変えるようなやり方をあらゆる場面で使おうとしてきた癖のある人は、契約がゴールで顧客満足に力が入らず、今ある売上利益数字、顧客を喪失する不安感(顧客に満足を提供出来てないから関係が継続しないことに気づいているから)に常に苦しめられ、足元を固めずに次の勝負(狩場)へ出かけて行ってしまいます。

    自然の摂理そのものには、決して競争原理が働いていないにも関わらず、無理やり戦いのエネルギー(奪い合い)を作り出し使おうとしています。

    奪いにいくと、奪われた人は、自分より弱いところへ奪いに行って奪い、奪われた人はまた・・・という繰り返しが起こり、必ず自分に返ってきます。奪ったら奪われる、怒れば怒りが返ってくるというようにやったことはそのまま返ってくるというシンプルな原理ですが、経営は、経済戦争であり奪い合い(狩猟型)だという思い込んでいる心を捨てきらないと、結果にこだわるあまりに、他社(他者)と比較したり、他の評価を気にしたりして、戦いばかりに気がとられ、本来の自分の目的に向かい、守破離の過程を経て、一流(自分独自の流派)になっていくというエネルギーが消耗していきます。

    奪い合い、狩猟をし合うのではなく、生成化育を理解していれば、自分の目的に向かって日々活動することが周りへの価値の提供になり、価値観の合うもの同士のなかで、創造力を働かせ、お客様の成長の準備を提供することで、業績となり、お互いに進化成長し継続してく関係なります。

    その場で、いま与えられてる条件のなかで、自分たちの専門性を高めて、お客様、協力者の目的に向かう(成長)のお手伝い(=生成化育のお手伝い)をすることが大事なのです。

    自然の摂理は、理屈や頭で理解しようとしても難しいかもしれません。
    狩猟型営業が得意で、上手く行った時期を経験(実は自分の実力でなく時代の背景、環境がよかっただけのことが多い)があればあるほど、理解は出来ないと思います。
    また、
    営業=お客様をその気にさせる話術、説得力、ネガを封じること
    価値=お客様の欲しいものを見つけて用意すること
    マーケティング=お客様がどこにいるのか探すこと
    売上=客単価×客数
    成功=有名になること、お金持ちになること
    など吹き込みを受けて信じ続けている人も理解しづらいかもしれません。

    欲望を満たすための情報のほうが、出版社、マスコミ、行政も理解しやすく、発信が広まりやすいのも吹込みを受けやすい理由だと思います。

    智慧人さんからの教え

    智慧人さんたちは、口々に

    大地には「蒔かれた物を育てようとする無意識」能力があるんだよ

    自然が万物を生み育てて発展し宇宙を作り上げているんだよ
    だから決して死滅させないし、滅ぼそうとはしていないということで、
    もし何かが死滅していたり、滅んでいるとしたらそれは進化の途中での必然であるか、

    人間が悪さをしているかのどちらかなんだよ。商売で苦しくなるのは、
    後者のほうで育てることをせず奪い合うことをしていると滅んでいくんだよ。

    万物を育むということは、適者生存だからそれぞれが、目的に向かって生きることが
    周りの人のお役に立ちお互いが進化発展していくんだよ。

    このようなことを『生成化育(せいせいかいく)』と教えていただきました。

    あらためて、意味をまとめてみると

    【生成化育】せいせいかいく
    ・自然が万物(すべての動植物、地球)を生み育てて発展し宇宙を作っている。
    ・すべてのものは有機的なつながりを持って、らせん的に生成・発展している(決して死滅させないし、滅ぼそうとはしていないということ。)
    ・適者生存で、その場に於いて自身を高め、人を助け生成化育を手伝うことで、お互い成長進化する。
    生成化育は、適者生存だから、
    会社の規模で例えると
    年商3,000万円の経営者さん(そこで働く人も)がいて、年商300億円の経営者さん(そこで働く人も)がいて、どちらが偉いとかどうのこうのでなく、環境のなかで最も適した役割でつながり、お互いが成長することで、発展していくということ。
    例えば、OEMメーカーさん、メーカーさん、流通さん、販売店さん、技術さん、職人さん、お客さん・・・
    それぞれが一つのパーツとして役割を果たすことでつながる(有機的に)ことになります。

    だれもが一つのシステムであり、まただれもがいくつもののシステムの要素となっているのです。
    ※システムとは、複数の要素が、情報やモノ、エネルギーなどの流れでつながり、相互の作用し合い、全体として目的や機能を有する集合体

    気づくか、気づかないか

    自然の摂理である生成化育に気づけば、『農耕型』になっていきますし、

    気づかなければ、生活のため、欲望を満たすための『狩猟型』になるのだろうと思います。

    幸せとは、生まれてきた役割に気づき、生きていく目的をはっきりさせて、そこに向かって歩いていくこと。それを日々おこなうことが、まわりへの価値の提供であり、その価値で喜んでいただき、それを見て自分が喜ぶことだと智慧人さんたちは話されます。

    目的があるから、未来に打った点(3年後、5年後・・・の姿)から、現状を見て足りないものを書き出し、それを準備することを今からやっていくことが出来るといいます。

    農耕型の経営者さんたちは、宣伝、営業をして売上をつくるためにお客様を探しにいくのではなく、自分たちの基準づくりを大切にしています。
    経営理念、事業領域、理想のお客様像、親密ポイント、価値観と心地よいコミュニケーション度合でのお客様のグループ分け、感動を作り出すための販売戦略、お客様と社員が幸せになれる一番商品づくりなど具体的に準備をおこなっています。

    自然の摂理である『生成化育』をベースにぶれないようにして、先人の智慧を実践して、自らの智慧にしながら、一流になっていく幸せな人生を送っていただきたいと願っています。