経営理念とやりたい仕事が繫がった、行政書士としてのお役立ち

2016年02月21日

    強くなりたいから水泳をはじめる

    前川明彦さん、前川行政書士事務所代表
    昭和40年生まれで、お父様が東大阪で研磨の町工場を営んでいたが年齢のこともあり、
    美容師で指先が器用な前川さんの弟さんが工場に入る。
    ところが景気の波で元請から厳しい要求を突きつけられ、
    一方的な単価設定も余儀なくされたあげく受注が減少し倒産に追い込まれる。
    サラリーマン時代の前川さんも連帯保証人になり一家が路頭に迷う。
    行政書士の前川さんと出会ったのは、一年前。
    行政書士の業務である許認可を中心にお仕事をされていましたが、
    なにか満足をされていないようなので、
    システム思考経営を一緒に勉強するようになりました。
    ご自分の役割や目的、事務所の経営理念がまだ定まっていないということで、
    自分史を書いて自分と向き合われました。
    小さいころ、水泳を習っていて始めた動機が、
    「強くなって、弱いものを守りたいから」と書いてあり、
    大学は法学部へ進み、行政書士になり知的資産・構造資産に興味があったとあり、
    自分史のなかにある選択してきた道をつなぐとどうも今やっている業務がやりたいことではないかもしれないと疑問が出てきました。

    「中小企業の弱体化を防ぎたい」目的に気づく

    自分は何がしたいのだろう?と考えるうちに、
    前川さんが「中小企業の弱体を防ぎたい」と言われました。
    父の経営する町工場、下請けに不条理押し付ける元請会社、
    でも契約書一つ書けない、技術力を示す書類もつくれない、
    そんな風景を見て育ち、弱いものを守りたい思いが、
    法律を身につけて、同じように苦しむ会社の役に立ちたい。
    というのが、おさえてもおさえてもおさえきれない想いだというのに気づかれました。
    自社の強み再発見、ターゲット顧客の絞り込みなどバイブルシートに取り組み、
    自分の事業領域であるリスクマネジメントと生産性向上について整理していくと、
    行きつくところは会社の利益確保だと気づき、メニューづくりがはじまりました。

    東大阪の中小零細企業の利益を守る仕事

    勉強しているときに、道徳と法律の話題になったとき、
    前川さんが、法学部の最初の授業で、「道徳のなかに、法がある」と
    習ったのを覚えている、自分がやることがつながったと言われました。
    まず、中小零細企業の経営理念づくり、現状を明らかにすることで、
    必ず問題が出てくるから、それを一つずつ順を追ってお手伝いすることだと
    気づかれ、企業は経営理念、企業倫理に基づいて企業活動をおこなうことが要請されているから、倫理と法律、コンプライアンス、リーガルマインド、行動指針、規範をはじめ、時短をはじめとする効率化への取組みにより、企業の変動・固定費の削減、業績アップ、利益確保のメニューを事前、事中、事後の三段階にわけ、特に事前部分を予防法務として確立しています。
    中小企業基本法の改定からも、目的政策理念が、「格差是正」から「自主的な努力」に注目され、中小企業の弱体化を防ぐために力を注ぐ決意し活動されています。
    前川さん曰く、これからの士業は資格の範囲を超えて、企業に貢献できるようにする必要があると思うと言われました。
    今後とも一緒に勉強していきたいと思います。

    まとめ

    過去・今やっていることから、役割、目的に気づかれ、本来の自分の姿がわかったことで、
    まわりにあるものがつながり、事業の領域、範囲が絞られたことで、それを求めるお客さんもはっきりしてきたこと。生まれ育った東大阪での地域密着型が今後楽しみです。