経営理念の意味が、レンガ職人からわかる?!

2016年06月26日

    勘くん
    経営理念の意味が今ひとつわかりません。

    先輩
    勘くんは、3人のレンガ職人をご存知でしょうか。

    勘くん

    先輩
    この話のなかに、経営理念とは何か?というヒントがありました。
    一緒に読んでいきましょう。

    世界中を回っている旅人が,ある町はずれの1本道を歩いていると,1人の男が道の脇で難しそうな顔をしてレンガを積んでいました。

    旅人は,その男のそばに立ち止まってたずねました。
    「ここでいったい何をしているのですか?」

    すると,男はこう答えました。
    「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているのさ。毎日毎日,雨の日も強い風の日も,暑い日も寒い日も1日中レンガ積みだ。なんでオレはこんなことをしなければならないのか,まったくついてない。」

    旅人は,その男に「大変ですね」と慰めの言葉を残して,歩き続けました。

    しばらく行くと,一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会いました。
    しかし,その男は,先ほどの男ほどつらそうには見えませんでした。

    そこで,また旅人はたずねました。
    「ここでいったい何をしているのですか?」

    すると,男はこう答えました。
    「オレはね,ここで大きな壁を作っているんだよ。これがオレの仕事でね。」

    旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
    すると,意外な言葉が返ってきました。

    「なんてことはないよ。この仕事でオレは家族を養ってるんだ。この仕事があるから家族全員が食べていけるのだから,大変だなんて言ったらバチが当たるよ。」

    旅人は,その男に励ましの言葉を残して歩き続けました。

    さらにもう少し歩くと,別の男がいきいきと楽しそうにレンガを積んでい
    ました。

    旅人は興味深くたずねました。
    「ここで,いったい何をしているのですか?」

    すると,男は目を輝かせてこう答えました。
    「ああ,オレたちのことかい?オレたちは歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。」

    旅人は「それは大変ですね」と,いたわりの言葉をかけました。
    すると男は,楽しそうにこう返してきました。

    「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け,悲しみを払うんだ!素晴らしいだろう!」

    旅人は,その男にお礼の言葉を残して,元気いっぱいに歩き始めました。

    勘くん
    なるほど。

    先輩

    一人目のレンガ職人さんは、不平不満を言いながら、目的もなくレンガを積んでいました。

    二人目のレンガ職人さんは、食べるための目的でレンガを積んでいました。

    三人目のレンガ職人さんは、多くの人のための目的でレンガを積んでいました。

    勘くん
    最後のレンガ職人さんは自分のことだけでなく、歴史に残る仕事をしているのですね、素晴らしい!

    先輩
    三人目のレンガ職人さんは、自分の秘めたる職人の想い、技術、自負、こだわりを持って、社会に貢献していこうという目的を持っています。

    勘くん
    稲盛さんの成功の方程式、「人生、仕事の結果=考え方×熱意×能力」にも通じるところがありますね。

    先輩
    これらを言葉として明文化したものが、経営理念かもしれません。

    勘くん
    言葉にしないといけないのですね

    先輩
    明文化(はっきり文書にすること)することで、含まれる一言一言の言葉に意味を持ち、まわりの人、次に受け継ぐ人たちがわかりやすくなり、伝わっていきます。

    勘くん
    やっぱり、根源シートにとりかかります!

    先輩
    お願いします。根源シートは、書いていくと持って生まれた能力、信念が掘り起こされていきますから、楽しみです。成長するたびに何度でも書き直して構いませんから、のびのびやってください。

    勘くん
    良かったぁ・・・少し気が楽になりました