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2018.12.29 未分類

売上アップと業績アップは、目的が違う

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2つとも経営が良くなるための活動だから同じだと思ってませんか?

目的、手順もまったく違うものなのです。

損益の図を見ながら一緒に考えてください。

売上アップと業績アップ

1.損益の図からみた売上アップと業績アップ

まずは、売上アップから見てみましょう、

『売上アップ』の目的は、売上を上げること。

その手順は、固定費を使って売上をアップさせにいきます。

たとえば、

チラシを使って、宣伝して問合せ、受注につなげる。

ホームページやSNSを使って、宣伝して問合せ、受注につなげる。

営業担当を雇って訪問やプレゼンテーションして受注につなげる。

新商品や新事業を立ち上げて、新たな売上の柱をつくる。

展示会やイベントに参加して、興味を持ってもらい受注につなげる。

などなど。

すべて固定費を使って、受注など売上づくりに向かっています。。

ただ問題なのが、固定費を使って、売上が上がらず、

粗利益が少なくなったら、固定費がまかなえなくなり、

営業利益が出ずに赤字になってしまいます。

これからは、人口が減っていき、モノがあふれ、情報はすぐにひろまります。

モノが売れていた時代ならともかく、売れなくなっていく時代ですから、

会社がヤバい、先行き不安、だから売上を増やさないといけない!

だから売上アップをしよう!という短絡的では結果が出ずらくなりました。

一方の業績アップを見てみましょう、

『業績アップ』の目的は、営業利益を残して人が幸せになること。

幸せって?! ここで笑ったり、照れたりしないでください!

いたってまじめにやっています、ハイ。

その手順は、

まず一番目に、変動費を下げて、粗利益を増やしにいきます。

これは、値引き交渉したり、安物ものを探すのではなくて、

社内の改善をおこなうことで、仕入れ、外注費をおさえることができます。

二番目に、固定費を下げて、営業利益を増やしにいきます。

これは、給料を下げたり、人員を削減するのではなくて、

経費を見直して節約、作業や業務の見直しで生産性が良くなります。

損益の図を見ると手順がいくつもあってややこしいですが、

この手間、プロセスが活きています。一足飛びにはいきません。

2.人が育つのは売上アップ、業績アップのどっち?

経営者、社長さんのなかで会社経営の目的が2つに分かれます。

①一つ目は会社はお金を稼ぐための箱であり、

会社を高く売却し売却益を得たり、経営者が私腹を肥やすため。

こちらは売上アップ活動が向いていますよね。

働く人たちもお金を最優先に考えている人たちが集まり、

売るためにがんばります。ただし残念ながら売れなくなったらお役御免。

売上アップでは、人は売るための道具にすぎません。ダメになったら入れ替えです。

②二つ目は会社は人を育てる器であり、役立って儲けてみんなが物心両面の幸せを得ること。

こちらは業績アップ活動が向いていますよね。

働く人たちも何か役に立ちたいとか、喜んでもらいたいとか、生きることや仕事をすることは、

受けている恩恵を世の中にお返ししないといけないなぁとなんとなくでも思っています。

自分の出来ること、持っているもので人に役立つ、育てることは大きな恩返しになります。

世の中に貢献し、恩返しをして商売が成立するのが、業績アップになります。

だから業績アップでは、作業や仕事を通じて人を育て、会社の利益に貢献するから、

粗利益が増え、営業利益が残るわけです。

人が成長すると独自化がすすみ、それを求めるぴったりのお客さんと出会っていきます。

売上アップと業績アップは、どちらが良いとか悪いとかではありません。

どちらに価値観を持つかです。

3.まっとうな商売

「人に役立ち、世の中に貢献してたら、お金なんて稼げないよ」

という意見は多いと思います。

まっとうな商売は、人が生まれてきた、これまで育ててもらった恩恵を

恩返しとして「売り」、必要な人が「買って」成立します。

つまりそれぞれの人が持って生まれた能力や、生かされている役割や

果たすべき目的に気づき、まわりの人たちと、育て、育てられながらお互いに

磨き、成長していくことが大事になってきます。(生成化育

これからどんな時代になっていくのでしょうか。

大企業は、AI、IT化でますます構造化していくでしょう。

中小規模企業は大企業や親会社に頼るのではく、自分たち人を頼り、

持って生まれたものを引き出し、独自化で生き残ることが求められます。

中小規模企業が、今までの売上アップから人を育てる業績アップを実践し、

まわりの人へ役立ち、儲けて幸せになっていく経営の仲間になりませんか。

生成化育の経営が経済の主流となり、中小企業に物心両面の幸せが得られますように

業績アップの生成化育経営 詳しくは

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