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2018.01.02 未分類

小さな目標をクリアしていくことが、成功の秘訣

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1.小を積んで大と為す(二宮尊徳さん)

新年あけましておめでとうございます。

目的(経営理念)を新たにかかげて、目標は立てられましたか?

目標は少し背伸びして届くかどうかくらいに設定するのが

成長のために良いと教わりました。

目標数字の達成は、

どれだけお役に立てるのか?そのことでどれだけ儲けるのか?の意味ですから、

なにがなんでも目標にはこだわってください。

農耕型経営の二宮尊徳さん(金次郎さん)は、

積小為大(せきしょういだい)「小を積んで大と為す」という言葉を残しています。

小さな努力をこつこつと積み上げていけば、大きな収穫や発展に結びつくという教えで、

大事を成しとげようと思うなら、まず小さな事を怠らず努めることが大切ということです。

大きな目的を細かくして、小さな目標をつくり、

それをクリアしていくことが達成への道だと、教えてくれるようです。

2.目の前の作業が人を育てる

役立って儲ける業績アップの経営は、図のように利益の構造が循環して成長していきます。

管理会計 みんなの作業がつながって一つの仕事  汎用版

お仕事をさせてもらった人(既存客、OBさん)へのアフターフォローからはじまり、

案件づくり、受付、営業、準備、発注、本業、請求入金の各作業がつながって、

お客さんから「ありがとう!またお願いね」の

言葉をいただき、一つの仕事になります。

積小為大(せきしょういだい)「小を積んで大と為す」は、

各段階の目の前の作業の小さな目標を

クリアしていくことが大事だよと伝えてくれています。

売上アップの会社さんは、売上アップが目的ですから、

なぜ売れないのか?新規のお客さんはどこにいるのか?何を欲しがっているのか?

と外に向けて考えてきますが、

私たち業績アップの会社は、お役立ちが目的なので、

どうすればもっときれいに、早く、上手くできるだろうか?

お客さんにお役に立つにはどうすればいいだろうか?

と自らに問い続けます。

すると自分の改善点として、こうすればいいかも!?と気づきが生まれ、

それを小さな目標として立て、数字にあてはめて挑戦することができます。

不思議と持って生まれた能力や、与えられ溜まっていた能力が、

発揮され目標数字をクリアしていきます。その時が成長した瞬間だと実感してください。

どんな小さなことでも構いません、

今まで1時間かかっていたものが5分早まったり、

先輩にほめられるようになったり(例えば、ほめられ数)、

お客さんからありがとうを言われたり(例えば、ありがとうの数)、

など気軽にはじめてください。

3.目指す、決める、守る

システム思考経営の研修では、2週間ごとに活動した内容を数字で報告し、

仲間から助言、アドバイスをもらいます。

みんなで未来をつくる管理会計をやっていますから、

年間目標数字を細かく落とし込んで、各作業段階の目標をつくり、

案件ごと、日額表などをクリアしていくようにしています。

まさに「積小為大」の実践です。

あり方、目的である経営理念を反映した数字なのか?

改善点はないか?

楽しそうにやれているか?などお互いに意見を言い合うと

たくさんの気づきがもらえます。

みなさん共通で、管理しているのは、売上、粗利益額と率、営業利益額と率の予実管理で、

年間目標数字>1年>1ヶ月>1週>1日>1案件>1作業>1成果と落とし込んで、

各種管理表で経営者、社員さんみんなで数字を見える化しています。

管理会計をすることで、月次決算など財務会計に改善がみられるようになっていきます。

目の前の100%作業→一つの仕事(1案件)→1日→1週→1ヶ月→1年→損益計算書(PL)と貸借対象表(BS)、キャッシュフロー(CS)へ。

未来をつくる管理会計に大事なのは、

①目指す(経営理念の達成へ)、

②決める(目標数字を設定する)、

③守る(売上、粗利)

3点だと思います。

目指す経営理念がはっきりしていない方は、

今の想いを言葉にしてみましょう(また変えたくなればその時に変えればOK)

目標数字を決めきれていない方は、

年間の食いぶち(固定費)と昨年の平均粗利率から

絶対死守する売上額と粗利益額を出しましょう

※年間固定費÷粗利益率=損益分岐点売上(食いぶちをまかなうために必要な売上)
損益分岐点売上に剰余金を加えて、年間目標売上数字を策定します。

売りに行けば行くほどほど、数字が悪くなっていきやすい時代です。

自分たちの役割、果たすべき目的を明確にして、

さあ、今年一年目標達成に向けて、社員さんを育て、会社を成長させていきましょう。

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