一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
とうとう日本版・10年後に無くなる可能性が高い職業が発表されました。
601種類の仕事が対象で、jobの欄に職業があり、
human(人間の・アナログ)とcomputer(IT情報処理技術。デジタル)に
別れて整理され、予測確率が掲載されています。
humanの割合が高いほど「人がおこなう仕事」になっており、
computerの割合が高いほど「人ではなくても作業化できる仕事」、
つまり、コンピューター技術によって自動化されるという予測のようです。
驚いたのが、ラーメン調理人から機械組立工、そしてコックなどの職業が90%以上の確率でなくなると推定されていること。
これまでルーティン化できないと思われていた仕事も、
コンピューターの計算能力向上に伴い、人工知能が扱うことが出来るとのこと。
つまり、勘と経験を数値化して、同じことを機械がやってしまうということですね。
また、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車も、
これから世界中に行き渡り、単なる運ぶだけのタクシーやトラックの運転手は仕事が無くなってしまうことも同じことなんでしょう。
まず、10年後に無くなる仕事の共通点は、
・勘と経験が数値化できるもの
・パターン化しているもの
だとわかりました。
「10年後に無くなる仕事」のレポートを見ていると、
世の中が複雑になりすぎて、IT情報処理技術の力を使って、単純化へ向かっているように思えます。
情報量が12年間で639倍(総務省の平成18年度の発表)になったことからもわかるように、
人の処理能力を超えて忙しさが増すだけで生産性が上がらない状態ですから自然とそうなるのでしょう。
複雑と言えば、永く続いている商慣習の中にも複雑化しているものがあるように思えます。
特に、人の人情だのみの営業の仕事には、生産性の低い商習慣が多いのではないでしょうか。
大企業でも営業形態を人情頼りにしているところがまだまだあったり、
お役所でも閉鎖的なお仕事は、人間的なものが入って複雑化しています。
確かに、人が介在し過ぎて、余計な仕事を生みだしていることって身の回りにも案外残っていますよね。
これからはそうはいかず、勘と経験で成り立ってきたり、人情で複雑化されたお仕事が、単純化されて無くなり、
もっと生産性の高いことを創りだしていくことが求められるような気がします。
これからの働き方、クリエイティブエコノミーとは?
このレポートのなかにクリエイティブエコノミーという聞きなれない言葉が出てきました。
整理してみると
【クリエイティブ】とは、創造性、創造的であることの英訳
【創造】とは、1 新しいものを初めてつくり出すこと(人まねでなく、新しいものを自分から作り出すこと) 2 神が宇宙・万物をつくること
【エコノミー】とは、1 経済。理財。2 節約。
【理財】とは、財産を有利に運用すること 財貨を有効に運用すること。経済。
【経済】とは、人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係
とありました。
勝手な解釈ですが、
クリエイティブエコノミーとは、
神、宇宙(自然)から生まれた人間が、与えられた能力に気づき、経験で得られた能力を加え、
成長・変化・進化しながら独自化が進み、
役立って儲け、すみわけが起こり、生き残り続けること
つまり、自分らしく、まわりに役立って、幸せに生きること
情報処理(IT)や人工知能(AI)が発達しても、人が持つ能力とそれを伸ばす経験は人でないとできませんから、
私たちは、生まれ出てきた役割と果たす目的に気づくことで、進むべき道がはっきりしてきて、未来に点を打つことができ、
そのための準備に勤しみ(原因づくり)、未来への成果(結果)が生まれます。
クリエイティブエコノミーな働き方には、その人のあり方(信念、理念)とやり方(役立って儲ける)の
2つを循環させて成長していくことが大事ではないでしょうか?
あり方はいわば、その人の感性。やり方は理性。感性や感情から湧いてきたものを理性を使って、組み立て、仕組みをつくり、
世の中に役立つように影響を及ぼしていく。
完全を求めた理性やロジック、知識優先ではなく、失敗やあやまちをおこなう不完全な人間らしさと、
完全を追求する情報処理(IT)や人工知能(AI)との共存になっていくように思えます。
では、あり方(信念、理念)とやり方(役立って儲ける)を循環させて成長する生き方をみてみましょう。