一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
狩猟型と農耕型は、
「売上」の意味も異なります。
農耕型は、
自然は稲や作物、果実といったご褒美だけでなく、
雑草などのやっかいなことも与えてくれます。
人は、雑草を抜く作業をおこない、お世話をして育て、
ご褒美をさらに豊かに繁茂させて、自然を活かしています。
育てる側の心次第で、育ちもするし、滅することもあります。
売上(損益の図の左側)は、
相手があり、環境や自然があり自分たちの思い通りにはいきません。
相手や自然を受け入れ、順応していきます。
一方、損益の図の右側は、与えられた売上のなかで、
自分たちの工夫で、ご褒美(売上)を繁茂させることができます。
種を選び、土を耕し、水をやり、雑草抜きや剪定、摘花など手間をかけ、
育てることで、実りを得ることができます。
収穫したら、お礼肥をし、土が肥え、良い種が蒔かれ、次の準備に取り掛かるから、
また売上というご褒美が得られます。
農耕型は、生成化育で、お互い育て、育てあい、活かしあう経営なんですね。
参考文献:二宮金次郎の幸福論 中桐万由子(致知出版)