一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう

2021.02.28 ミーティング建設

CRC業績アップ研修の振り返り(四ヶ月を終えて)

SHARE

CRC業績アップ研修をおこないました。

コロナ禍の緊急事態宣言により、リモート開催となりました。

画面 ぼかし
アドバイザーさんからのコメントを抜粋しましたので、振り返りにご利用ください。

課題図書「福に憑かれた男」感想文について

▶Wさまから
みなさんには、目の前のことだけを追い求めるのではなく、
是非とも、永続していく幸せを大事にしてください。
そうすると福の神が憑いて皆が幸せになると思います。

▶Sさまから
僕が一番魅かれたのは、
「幸せとは、未来を予想する力である」
どうやって自分の欲しいモノを手にいれるか!ではなくて、
なぜ、欲しいモノを手に入れなければならないか!が、
心に残りました。
みなさんの感想文を読ませていただき、
みなさんそのものが福の神だと感じました。
僕もたくさんのエネルギーをもらっています。

▶主宰から
みなさんそれぞれ会社という組織に所属されています。
みなさんの会社にはどうしても成し遂げたい理想の
経営理念があると思います。
理想としているものを追い求めて、日々奮闘していると
思ってもらえれば、福の神が言っていることが、
つながると思います。
みなさんは福の神が憑く種をお持ちなので、
会社の経営理念という壮大な理想を
達成できるようにスクラムを組んで、仲間意識を持って、
動いてもらえたらと思っています。

各グループの業績報告を受けて

▶Wさまから
各社さま特色があるので、売上については、
バラつきがあるのはしかたないと思います。
先行管理をすることで、だんだんと見えてくると、
行動が現実化するので、それが数字につながっていると
思います。
ただ、仕事を受注していけばよいということではなく、
しっかりとした仕事ができ、キャパオーバーにならない
ようにするためにも日額表から数字を知ること。
もう一点は、協力業者さんも世間一般が忙しくなると
なかなか手が回らないので、早め早めの手立てを
立てないとこなせなくなる事実もあります。
あと、削減ですが、継続することで体力がついていきますから、
コツコツ頑張ってください。

▶Sさまから
全体的に良い数字だと思います。
先行管理をしっかりやっていかないといけません。
売上、変動費削減、固定費削減はやっておられると
思いますが、利益管理をしっかりやってください。
ほんとうに利益があがっている仕事なのか、
見積を管理しないといけなかったのか、
最終的に利益が残らなかったら、
忙しいだけで、みなさんに負担をかけて
終わってしまいますから、しっかりと利益が
残る管理をしながら、先行管理をすることが、
大事だと思います。

▶主宰から
業態、工事の大きさが結果の数字に反映しているようです。
まごころ工事など工事規模が小さいところは、
足も早いし、完成も早く、先読みがしづらい。
そこをどう読むか、どのように予測するかが大事になります。
こちらがやってほしい仕事を、創っていく、提案していく、
コト売りにかかっていくと思います。
CRC会でコト売りを実践していくことに直面していますので、
良い勉強の機会になると思います。
お客さまに対して、自分たちが押す商品を採用してもらえるような
活動をしていく、これさえあれば大丈夫というような商品を
もっていれば、将来かならず楽にもなりますから、
しっかり取り組んでください。
あまり深刻になっていませんが、みんなの知恵を集めて、
難関打破して欲しいと願っています。

グループワークの発表を受けて

▶Wさまから
数字が好調なグループは、わかっておられるように
お客さまにご迷惑をかけないようすることが大事ですが、
もう一つ大切な視点は、
協力業者さんに対して、おざなりになってしまうことです。
そこもきちっとフォローしておかないと、
見込み案件にもつながりますが、
近隣の方はすごく現場の作業を見ておられます。
仕事状況であったり、挨拶であったり、仕事振りであったり。
おざなりになると協力業者さんの態度に現れますので、
好調なときほど気をつけられたらよいと思います。
見込み案件についてもそうなのですが、
ついつい外側への発信していくと思いがちなのですが、
大切なのは、営業循環図にありますように、
お客さまからご褒美の「ありがとう」をもらうために、
社内、協力業者さん含めて、何をやっていかないといけないのか。
発信も大事なんですが、目の前のことに、会社の経営理念であったり、
価値観であったりを共有してつねに行動しないと
案件を創り出すことは、難しいです。
新しいお客さんをついつい求めがちですが、
大切なのは、OBさんであり、目の前のお客さんであり、
みんなで共有することが大事だと思います。
実行予算対比書の外壁塗装工事件ですが、
単価を比較するのに良い機会だと思いますが、
他社が安いからだけでなく、地域特性もあり、
自社の特性もあります。
大切なのは、コストの根拠です。
コストの根拠をしっかりと深掘りすることで、
自社の正しいコストが見えてきますので、
その上に立って、協力業者さんと話合わないと、
価値観を共有できなくなります。
すべてはそこにつながりますので、
今一度、忘れずにやってください。

▶主宰から
これから不透明な時代になっていきます。
コロナ禍が落ち着いてきましたが、
お客さま自身はそう簡単には動いてくれません。
自分たちからの仕事創りというのが大事なことだと思います。
コト売りをいかに進めていくかというところです。
そんな意味でも、一番お客さまと接する機会の多い社員さんたちに、
「自社のイチオシ商品はこれですよ」という共通の意識を
持ってもらうのが大事になってくると思います。
「自社の経営理念に叶うイチオシ商品はこれです」が、
会社のなかで統一できるかどうかにかかってきます。
新しいお客さまと思いがちですが、
新しいお客さまは、OBさんからのご紹介からでちょうど良いかなと。
地域でお世話になっておりますので、
自分たちで決めたエリアに告知するという活動は要りますが、
どちらかというとOBさんからのご紹介を期待したほうが良いと思います。
モノ売りではなく、コト売りをすすめていきましょう。
つまりお客さまの不満足なコト。不安に思うコト。
そこを解消するような売り方とうことが、大事であります。
それには、一番最初に社内の意識の統一。
社員さんが薦めたくなるようなコトの選定、売り方で、
自社の独特の商品が決まっていくと思います。
みなさん、心に、頭に汗をかいて奮闘していただければと思います。

検証、課題、改善、行動計画の発表を受けて

dav

【W工務店さまの発表を受けて】

▶Wさまから
我々を取り巻くこの業界の環境はほとんど同じで、
課題はよく似たものだと思います。
細かく分析されていると思いますが、
果たして誰がおこなうのかな?がすごく気になりました。
経営者なのでついつい抱え込みすぎになるのですが、
役割分担をしてみんなでやっていくことが、
課題に対する改善が、スピードアップの秘訣かなと。
ご一考いただければと思います。

▶主宰から
頑張っておられますね、めちゃめちゃ変わってきましたね。
強み、弱み項目、課題、改善策が書かれてありますが、
その後ろに具体的に書いてもらえませんか。
できたら5W2Hでお願いします。
いつ、だれが、なにを、どうする、というように書いて欲しい。
いつまでにやるのか、どんな方法でやるのか、
細かく、具体的に書いていただければ、非常に良かったと思います。
なぜかと言いますと、
だれが、いつまでに、どんな方法で、どのように解決するのかと
絞り込んで具体的に書いて発表すると手形を切ったようになります。
発表したからには、やった報告もしなければなりませんし、
それが成果として現れてきます。
できましたら、具体的な改善の方法までを書き込んだら〇でした。
そうなると項目については、たくさんではなく、3項目ずつぐらいで、
良いと思いますので、肝となるところをしっかりと改善するつもりで、
取り組まれたら良いと思いました。

【D住研さまの発表を受けて】

▶Sさまから
強み、弱みをしっかりと分析をされていると思います。
改善対策として、報連相をやっていくということですが、
報連相を守っていく、出来る体制をつくることは大事ですが、
その報連相がなぜ大事なのか?!を詰めていくと、
社長の家族があり生活もあり、社員さんも家族があり生活もあり、
なかには介護が必要な方をかかえている人もいるかもしれません。
会社で、全員で、みんなで、みんなを守っていく、助け合っていくという
目的を達成していくために、絶対に報連相は必要なんです。
報連相をやることが目的ではなくて、みんなが助け合って、
お互いに楽しく安心した生活を創り上げようというところを
深めていかないと、ただ報連相が出来なかったからどうしよう?
という反省とか、そこで終わってしまう。
もっともっと、深いところまで絞り込んでいくと、
会社にいる人が、
笑顔で、毎日朝に顔をあわせるし、夕方も顔をあわせるし、
家に帰ったら笑顔で迎えてくれる家族がいて、
自分も笑顔で家に帰りたいし、そういう組織をつくる。
それをお客さんにも広めて、協力業者さんにも共感してもらって、
感じてもらって、そういう輪を広めていく役割が、
この業績アップ研修のなかにあります。
仕事というのは難しいのですが、
こういうことが癖になっていくと、一つ一つの考え方が、
絞り込んだ考え方になっていき、思考がそこへいくと思います。
やはり最終的にはみんなが幸せになるために経営の安定化、
持続可能は経営体質を作らなければなりません。
そのためには、僕は無借金経営が大事だと思っています。
社員さんのまとまりだとか、コミュニケーションだとか、
そして、ファンであるお客さまを広げていく。
協力業者さんの理解、共感を得ていく。
会社、個人のロマンとか、ビジョンとかを持たないといけないと
思います。
関係している方々のお家、生活を守っているということ。
それが最低限のところで、あとは楽しく、安心して
毎日の生活を送っていくことが大事。
そのために、報連相があるとを念頭において、
毎日の報告、連絡、相談をやっていくと
中身も変わっていき、深いつながりになっていくと思います。
うちの会社も昔は、20人以上の社員さんがいて大変でしたが、
最終的に僕の考えは、大きさを求めたり、
拡大を目指してはダメやなぁと思いますね。
やはり、会社の強さ、安定性、柔軟性。
社員さん、会社自体に包容力だとか、優しさだとかを
大事にしていかないといけないなぁと思います。
この業績アップ研修に参加されているみなさんは、
このような素質を持っておられると思うので、
大きい、ビジョン、ロマンを掲げていただいて、
家族の幸せのため、社員さんの家族、協力業者さんの家族、
お客さんの笑顔とか、喜んでいる姿を目に浮かべながら、
毎日仕事が出来たら、楽しいじゃないですか。
仕事も楽しくやっていくと、自然に報連相も深まっていくのかなぁ。
目的を間違うと、ただ報連相をやることが、目的になってしまうので、
その先にあるみんなが必要としているところを目指して、
報連相活動をしていくとすごく良いものになるのではないかと感じました。
僕は創業当時、ここまで絞り込めていませんでしたが、
水道、ガス、下水という設備のライフラインということで、
使命感があったからその仕事についたのか、
その仕事に就いたから使命感が湧いてきたのかわかりませんが。
そういうところから発信して何十年経っていますので、
やっといま理解できたかなぁというところなので、
まだまだ焦らずにじっくりと社員さん同士で話をしながら、
和気あいあいとやりながら方向性を持って、
頑張っていただければと思います。
絶対に大きなビジョン、ロマンを掲げてやってください。

▶Wさまから
社員さんが前向きにこのような課題を提言してくれて、
みんなで一緒に取組もうと思ってもらったことは、
経営者としてすごく嬉しい限りです。
めざすところは、経営理念、社員さんの幸せですが、
それと同時に営業循環図にありますお客さんからの
「ありがとう」の言葉、ご褒美をいただくことは、
すごく幸せにつながります。
報連相の目的は「ありがとう」をいただくために、
みんなで報連相を共有することを一緒になって、
思っていただけたら、必ずや目的は達成できると
私は信じていますので、これからも一緒になって、
よろしくお願いします。

▶主宰から
良く細かくまとめていただき、
現状もわかりますし、課題も明確ですし、
一歩ずつ進んでいきましょうと動機付けも出来ています。
何のために確実に一歩ずつ進めていくのか。
それは、
みんなの生活を安定させていくため。
みんなの笑顔を見るため。
それは、社員さんの笑顔であり、お客さんの笑顔です。
と到達目標があるわけです。
一歩ずつ会社で、報告、連絡、相談を徹底すること。
ものづくりをしっかりとおこなうこと。
その結果として、社員さんの幸せ、お客さまの幸せを
得られるという経営理念だと思います。
そこに旗を立てて、そこへ向かっているという意識があれば、
報連相は、おのずとまわっていくのかなと思います。
社員さんみなさんが、経営理念の達成というところに、
向いていれば、今やっていることの必要度もわかってきますし、
何のためにやっているのかも理解出来ていきます。
仲間意識も上がっていきます。
今回のように社員さんから提言されて、ここへ向かうんだという意識が、
明確に旗が立っていれば、非常にわかりやすい過程になると思います。
【T住設さまの発表を受けて】

▶Wさまから
強みと弱みは相反する、諸刃なのですが、
分け方として業務請負をされているなかでも、
ここは絶対に残したいなぁ、これからも付き合いたいなぁと
いうところを自社でおこなう。
それ以外を外注さんに依頼するなどメリハリをつけられたら、
いかがでしょうか。
今後自社受注を増やしていくにあたって、
業販とエンドユーザの割合、進め方、行動計画を
数字で落とし込んでいくともっとわかりやすくなると感じました。

▶主宰から
Q:強み弱み、改善策、行動計画は、会社の同意を取っていますか?

A:はい。会議で話して、昨日も社長と話しました。

Q:改善策として外注をもっと使う→身動きがとれるとなっていますが、
身動きがとれるとどんなメリットが出てきますか?

A:現状は一日中現場にいるので、見積や打合せなどが
すごい先延ばしになってしまうので、
外注さんに依頼すると私も、社長も時間が空きます。

Q:今、お客さまに迷惑をかけている営業面、業務面で
動きがとれるという解釈でいいですか?

A:はい。

Q:そこを強化するとどんなことが今より良くなりますか?

A:お客さまに待っていただく期間が縮められます。

Q:そうすると現場のこなす量が減ってきますよね。
それを外注さんでまかなうということですが、
いま待ってもらっているお客さまの営業面、業務面の
効率が上がってくると余計にお仕事が決まってくる、
それを一手に外注さんで廻していくと
矛盾が出てきませんか?

A:・・・

Q:そのときに経営理念になってくるのですが、
T住設の地域でのあり方とか、
T住設は、業界でどんな位置になりたいのかとか、
T住設に関わりのある人たちをどのように導いていきたいか、
などの志し的なところが、的になってくると思います。
そこの筋が通っている旗が立ってあれば、
強み弱みの分析から、
いま、ここが弱いなぁ。そのためにここを改善しないといけないなぁ。
その改善は、この旗のもとへいくためだと一本筋が通ってくるのですが、
そこが少しあやふやかなと感じますが、いかがでしょうか。

A:言われてみればそうです。

T住設さんは、個人企業のなかから立ち上がってきて、
業務請負をして、これから元請けとして、
地域のお客さまを的にしたいということは
非常に位置づけとしてわかりますが、
社内のそれぞれの成長、それぞれの専門職での成長であるとか、
社内の仕組みの構築であるとか、若干合ってないような状態。
行動計画のなかの一番最後にあるマイさんのレベルアップを
書いてありますが、それに合わせて既存の社員さんの
おのおののレベルアップを入れておいたほうが、
良いのかなぁというのが今回の感想です。
よ~く社長と、他のみなさんと話し合って、
これでいこうと総意のもとで、決めていただくと
みなに響いていくのかなぁと感じました。

3月の月間課題図書

ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある

←【前回】CRC業績アップ研修の振り返り(三ヶ月を終えて)

CRC業績アップ研修の振り返り(五ヶ月を終えて)【次回】→

SHARE