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2021.01.31 未分類

PL(損益図)が持たない状態 売上無くなったらどうする!?

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売上がなかったら、なにできない、もうなにもはじまらない。

売上は、なにでつくられる?

売上は、固定費で、つくられる。

売上が無いなら、固定費を磨きなおして、

あなたを必要としている、

ぴったりのお客さん(アンタところからしか買わへん)

と出会えるよう生まれ変わりましょう。

売上は、その人、その会社なりの売上があることを学びました。

おとなの算数教室から気づいたことを ちえじん日記に 書きます

売上が減少し、PL(損益図)持たない状態

新型コロナウィルスの影響でたくさんの会社やお店の

PL(損益図)が持たない状態になっています。

損益図の左側の売上が激減して、粗利益が確保できず、

固定費(食いぶち)がまかなえない状態ということです。

損益の図 矢印無し

ところが、コロナ禍のようにドデカい外的要因がなくても、

PL(損益図)が持たない状態は、

残念ながら、常にあちこちの会社やお店で起こります。

・お客さんが少なくなり、売上が落ち込んでいく。

・売りにいっても、買ってもらえず、売上が落ち込んでいく。

・何もすることができず、売上が落ち込んでいく。

・社内でゴタゴタしているうちに、売上は落ち込んでいく。

などなど、いろいろあります。

もう、どうしたらいいのかわからない気持ちになります。

やがて、固定費がまかなえなくなり、売上を得る力も尽きて、

会社、お店は淘汰されます。

PL(損益図)の売上が、減ることは、ほんと寂しく、辛く、厳しいことです。

現実を目に前にして、

・今まで通りにいかないのは、わかっている。

・何かを変えないといけないのも、わかっている。

・みんなが生活するお金を確保しなければならないのもわかっている。

・人や環境のせいにしてもなにも解決しないのはわかっている。

もう、大変です。

でも、そんなことを引き起こしたのは、

時代の変化に対応して、会社を変えてこなかったり、

または、欲にまみれて本来の商売から外れていたり、

自分たちに原因があることもわかっている。

PL(損益図)を持たし続けるために=持続可能な経営

【売上アップ】

これまでは、市場拡大、経済成長を前提に、

売れるものをつくったり、探したりして、

商品を売れるようにして、宣伝、営業して、売上を獲得してきました。

獲た売上のなかから、変動費を支払い、

粗利益のなかから、固定費(食いぶち)をまかない、

営業利益が残り、PL(損益図)を持続していました。

上場企業など外部から業績を評価される会社のなかには、

営業利益を確保するために、過酷な売上ノルマ、粗利益ノルマを課し、

コンプライアンス違反をしてまでも、PL(損益図)を持続したり。

グローバル企業のなかには、過酷な労働や環境破壊を外部に押し付け、

売れる商品づくりをして競争に勝ち残る企業努力のなかで、

PL(損益図)を持続しているところもあります。

また、中小企業、個人事業でも売上アップの手法をやっているところは、

搾取や我田引水で、ブルシットジョブでありながら、

PL(損益図)を持続させているところもあります。

【業績アップ】

ところが、これから続く市場縮小、脱・経済成長の環境下では、

売上アップではなく業績アップの手法のほうが持続可能に向いています。

固定費の大部分を占める人件費という人の価値(役割、人間味)を前面に出して、

ご縁で出会う価値観の合うお客さんに、信用を積み重ね、信頼を得て、

お仕事をいただき、売上をつくる。

得られた売上のなかから、自らの努力で、粗利益を増やし、固定費を改善しながら、

営業利益をつくるという順番で、PL(損益図)を持続可能にする。

自分たちの役割を使ってもらい、お客さんに喜んでもらう。

役割と人間味をもっと磨いて、必要とされる会社になりたいですね。

だから業績アップは、人の成長を通じて営業利益をつくることが目的。

業績アップをやっている会社の営業利益の意味は、

①人の成長の証

②自然界からのご褒美

③企業存続の源泉

ということになります。


整理すると

●これまでは、市場拡大、経済成長が前提だったから、

→売れそうなものに価値をつけて、売ってきた(売上規模拡大競争)

手法は、売上アップ(売上を上げることが目的)

結果、市場の限界と環境破壊から、とんでもないことになった。

●これからの市場縮小、脱・経済成長の環境下では、

→人が喜ぶために役立つ使用価値を売っていく(人と人が互いに応援)

手法は、業績アップ(人の成長を通じて、営業利益を得ることが目的)

規模ではなく、同じ価値観からの一体感、安心感、一つのコミュニティがつくられる。

自らが、強み、存在価値に気づいているか?

まず、自社の強みに気づいているかということ。

自社の強みは、会社が売りたいものではないかもしれません。

価値観の合うお客さんが、あなたの会社に対して、

どんな存在価値を持っているのか、何を求めているのか!?

それが、あなたの会社の強みなのです。

あなたの会社が、存在している価値なのです。

それは、社員さん社長さんの人間味、専門性、信念、経営理念から

醸し出される姿勢に現れています。

業績アップの売上は、自然発生的に生まれてきます。

それには、会社のやりたいことと、お客さんのやってほしいことの

コンセンサス(合意)を得ないと、お声はかかりません。

自然が大きな力で、構造転換を求めてきています。

売上アップを主流にした経営から、業績アップを主流にした経営に

中小企業、個人事業で働くひとりひとりが、

物心両面の幸せに向かって取り組んでほしいと願っています。

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