あり方(在り方)とは
ありかたありよう。本来のあるべき状態のこと。
人には、それぞれ生まれもっての役割があり、
「信念」「使命」「天命」「固有の用」などの言い方をします。
個人のあり方から、会社という公の器を通じて、
社会に大きな影響を及ぼすようになると、
あり方は「経営理念」という言い方になります。
「経営理念」は、
・自社はどうしたいのか?
・どうなりたいのか?
・どのようにして社会に貢献していくのか?
という経営をおこなうたの理想の信念として、
一文にして掲げます。
経営理念を具体的にした芯棒とは
「経営理念」をもう少し具体的にしたものを「芯棒」と言います。
「芯棒」は、
・どんな人たちと、
・どんなお客様に対して、
・どんな影響力を発揮して、
・どんな成果・結果を作り、
・どんな事に貢献し続けていくか。
経営に携わる人であるならば、その社会に対する影響力は、
社員さんと計り知れないほど大きなものになります。
だから常に学び、経営の指針(経営における信念・経営理念)を
ぶれないものとして掲げている必要があります。
経営の芯棒がはっきりしてくると、
すべての経営資源に対しての方向性、経営戦略、戦術、各方針が、
おのずと決まってくるのです。
日常の経営判断に迷ったとき「経営理念に照らして決断する」と言えるようになります。
経営理念は経営者の成長、時代の変化、会社の事業領域の変化などによって、
進化成長するものですから変わっていきます。
あり方を反映させた業績アップが主流
「あり方(理想としている状態)」がはっきりすると
「あり方」を反映させた「やり方(どうやって儲けるか)」ができるようになり、
経営理念という目的達成が、その会社独自の黒字化になります。
「あり方」がない経営の「やり方」は、
売上獲得を目的とした売上アップといいます。
「あり方」がある経営の「やり方」は、
人の成長を通じた営業利益づくりを目的とした業績アップといいます。
今後、経済成長が見込めない、売れない時代(これが普通)は、
業績アップが主流になります。
中小企業で働く社員さんお物心両面の幸せが得られるようになります。