「在り方」が定まれば、「やり方」は無数にあります。複雑な時代ですからやり方(手法やテクニックなど)からはじめると大変なことになりますので注意が必要です。
今度、ホームページとチラシをやってみようと思うんです。
勘くん、積極的でいいすね。でも「何のためにやるか」はありますか?
モノが足りない時代はそれでもよかったんですが今はちょっと考えたほうがいいですよ
売上を上げるには、まず、集客。そのためにお客さんに知ってもらう。昔も今も変わらないんじゃないですか
たしかに告知はとても大切です。問題なのは、勘くんが、「やり方」からはじまっていることです
勘くんが「どうなりたいか」からはじめてほしいのです
そうです。自分たちはこんな目的(経営理念)があるから、
そのためにお客さんに向かって、こんなことをする、あんなことをする。
というのがが大事です。
そうしないと何がよかったのか、悪かったのかがわからないでしょ。
こうなりたいから、こうする。次はコレ、コレの順番とおのずと出てきます
「どうなりたいか」という芯棒が固まれば、やり方は無数にありますよ。
売上だけを追いかけると、やり方を探してしまい、結局、徒労に終わり、露頭に迷いだします
もちろんです、ずっと闇の中をさまよっていました(笑)
ほとんどの経営者は、売上だけを追っかけるところから始まるのではないでしょうか。
だんだん気づいてきます(笑)
勘くんは、経営理念が必要だと気づいていますから大丈夫です
「在り方」があって「やり方」が出てくるという手順になります
「在り方」を辞書調べると、ある物事の、当然そうでなければならないような形や状態。物事の、正しい存在のしかた。とありました。
経営理念は社会のなかでの会社の理想ですから、そこへ向かうために何をするのかがやり方になりますね。
だから、在り方が先なのですね。ありがとうございました!
システム思考経営で、根拠ある在り方、やり方で、独自の黒字化を目指して、一緒に幸せな経営人生を過ごしましょう。