変動費削減だと言って、値引きを強要してませんか?

人に頼むのでなく、社内で出来ることが変動費削減(改善)
削減は、業務の改善。社員さんの力がついて会社が変わっていきます。
1.値引き交渉ではありません
えっ、仕入れ・外注費を下げて粗利をアップすることじゃないんですか?
安いところを探すとか、条件交渉をするテクニック、協力会社の仲間づくりだけではありません
メーカー、商社さんに価格などで協力してもらう割合は少しです
2.創意工夫、段取りの成果
仕事を受注して納品するまでの間に、自分たちでどれだけ粗利を生み出せるかです
その間にいろんな業務があり、それぞれ人が関わりますよね
はい、それぞれの持ち場で、いろんな創意工夫や段取りを組んで業務をおこないます。
昨日は60分かかったことが、今日は50分でできたら、10分間の短縮ですね
そっか、時給1,000円の人なら、約167円の削減ですね
削減(改善)していくと、自分たちのやりたかったことや、自分たちの特長とか、お客さんとか、商品とかが、見えてきます
売上に走ってしまうと、見えてくるものが全部わからないうちに売上だけの手法に終わります
変動費の削減(改善)は工程の短縮になり、粗利益のアップになります
3.自分たちで力をつける

業務のなかで、利益を生み出す部分を「利益の背骨」といいます
そのなかで、営業さん、業務さん、施工管理さん、現場のみなさんが、それぞれ持ち場で削減(改善)をおこないます
なるほど たとえば、業務さんのつくった実行予算を施工管理さんが受けて、 工程表を組んで、実勢予算で粗利を稼ぐんですね
図の右にある管理表を使って、自分たちの努力で、段階ごとに粗利益額、粗利率を上げていきます
社員さんが、担当している案件で「自分がいくらの利益に貢献したか」をわかることが大事です
みんなが持ち場持ち場で、力をつけて、成長することが、変動費の削減(業務)なんですね
社員さんの成長を願う会社さんだから、変動費の削減(改善)に取り組めます
まとめ
・削減は、業務の改善
・変動費削減で社員さんの力がつく(体質が変わる)
・変動費削減は自分たちで力をつけていくチャンス
・担当している案件でいくらの粗利益に貢献したかを把握