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変動費の工夫で、粗利益をアップ!(地域密着店の業績アップ) - 経営の黒字化に向けた業務受託 (株)ちえじん

一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう

2016.11.13 未分類

変動費の工夫で、粗利益をアップ!(地域密着店の業績アップ)

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地域密着の工務店、リフォーム店の商いは、

地域のお客さんに役立って、なんぼ儲かるかが基本。

だから利益構造づくりに専念することが大事

でも現実は、手順がわからない。

自分たちのやっていることを見直して、

粗利益(率)を確保していきましょう。

建築屋の算数教室を思い出してください、

売上は何のためにありましたか?%e5%88%a9%e7%9b%8a%e6%a7%8b%e9%80%a0

粗利を得るためにありました。

粗利益は何のためにありましたか?

固定費をまかなうため(自分たちの食い扶持をまかなう)に

ありました。

売上は、

「変動費(仕入れ、外注)」と「粗利益」で

構成されています

粗利益は会社の利益の源(粗利益の中に営業利益、経常利益、当期利益が含まれます)

業績アップの手順のその1が、変動費削減でした、

その理由は、変動費を削減すると、粗利益のアップに直結するからです。

だから、一つ一つの現場の粗利益を上げる働きかけをしていく必要があります。

変動費削減に取りかかる前に、とても大事なことが、

根元にある粗利益を出しておくことです。

つまり、見積もり、契約する時に、実行予算を出せているかということです。

工事が始まるまえに、実行予算が組めていないと、

この案件で、いくらの粗利益、何%の粗利益率をつかんでおかないと、

工事終了後、いくら残るかがわかりません。

実行予算で、粗利益額、粗利益率の基準を持ってから、変動費削減に取りかかります。

まず、自分たちの取り組みから見ていきましょう

●独自性を出すこと

・主体的、働きかけ、コントロールしていくこと

・商品選定、価格

・見積もりを自社で作り、実行予算を組めること

・自社で決めた目標粗利益率を持っていること
●我が陣地を持っていること

・地域密着のエリアを絞り込んでいること
 ※遠方の工事は、変動10%、固定費5%かかってしまう
●始末して費用を抑えること

・消耗品など部材を大事に扱って使いまわし
 ※例えば、養生ボートのテープを丁寧に剥がして数回使う

・作業の密度を濃くすること
 ※例えば、バッカンに掘り込むだけだと空気を運んでいるだけ

・メンテして長く使う
 ※例えば、道具など減価償却を長く
●工期の短縮 ※変動費削減の要

・営業段階の情報共有
 ※現在進んでいる案件が、現調、図面、見積りなどどの段階なのか、
 いつ頃契約なのか、段取りが見える基準が必要

・現場の工程の共有
 ※現場の工程がどうなっているのか?
 今現在、どれだけを受けて、いつ終わるのか?
 営業段階の情報から、次の工事はいつ入るのか? 
 工程表が情報共有されているか?
●内製化

・自社の固定費でおこなうことで粗利益(率)をアップさせること
 ※工程表が重要になってきます

など、一見なぜ必要なのかと思いますが、自分たちでやるべきことをやって、

それらが集まり、仕入れ先、外注先と関係を持つことが変動費削減につながります

そうすることで、社風が変わってきます(単に仕入れ、外注を値切ることはありません)

自分たちがしっかりしてきましたので、変動費(仕入れ、外注)削減を見ていきましょう
■仕入れ

・選定、絞り込みをして固定化
 ※定期的に他社との見積もり比較

・商品知識、新商品情報

・スムーズな受発注
 ※手間がかからない
 ※間違いがない(商品、納期、場所)
 ※発注担当者を固定

・担当者と上司
 ※パートナー
 ※親密を図る
 ※相談(工法同等品、代替品、創意工夫)
 ※予定の共有
■外注

・選定、絞り込みをして固定化
 ※定期的に他社との見積もり比較

・品質の管理

・予定の共有(事前に段取りをしてもらう)
【日額管理】

工事が決まったら、売上と粗利益の日額管理をおこないます。

100万円の工事を受注して5日で終わるなら、1日20万円。

粗利益が30%なら1日6万円。

1日20万円の現場が何件あるか?

1日に20万円の現場が2件あれば、

日の一番下の欄に、今日は40万円の売り上げとなります。

粗利益が、12万円。

日額40万円の売り上げで30日(一か月)かかると月額1200万円

粗利益が360万円

12ヶ月だと1億4,000万円くらい(年間売上)

粗利益が4,320万円(年間粗利額)

一つ一つの工事案件の変動費削減することで、粗利益が確保され

建築屋の算数教室で勉強した3つの会計のうち、管理会計(未来の数字をつくる)

が出来ていきます。
どうしたらいいの?!と思ったら、自分たちを見直して具体的な手を打っていきましょう

商いは、役立って、なんぼ儲かるかが基本。だから利益構造づくりに専念することが大事

でも今までは、お客さんの獲得方法とか、営業方法、感動してもらう方法とか表面的なことだけが広まっていましたが、

複雑になりましたら、構造をつくって、自分たちの役割、目的をしっかり出して、

自立して地域に貢献していくことがとても大事になりました。

建築業の醍醐味は、元請けでお客さんから直接、「ありがとう、あなたたちが居てくれて助かったわ」と

言われること。

そのためにも建築屋のシステム思考経営を勉強して、しっかり生き残っていきましょう

【地域密着店の変動費、固定費削減の注意点】

社内でいきなり、費用を削減していくと締め付けになるので逆効果です

経営理念を掲げないと会社が空中分解してしまいます

以下の手順で進めてみましょう
①経営理念を掲げて世の中に役立ちたい!

②そのためにみんなの協力が必要!

③数字を出してどう?

みんなで利益づくり、利益が出たら還元

みんなで地域密着、浸透させていく

経費削減は、俺もするから、みんなついてきてくれ!

なぜ、変動費、固定費の削減をおこなうのか、

そのことにより、自分たちの役立ちがはっきりして、

独自化がすすみ、業績アップになり、

社員さんの給料もやりがいも上がることを

しっかり伝わることが大事です

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