一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
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action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/weblogging/chiejin.link/public_html/sys/wp-includes/functions.php on line 6114一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
会社を良くしたい!力になりたい!
大阪グランフロントの一室に集まりました。
1.課題図書の感想
みをつくし料理帖~今朝の春~の
感想からはじまりました。
違った読み方を聞いて気づかされたり。
助言として、
みなさんには「かなわぬ夢はない、夢を追っかけて良い」ことを
知ってほしいと話があり、本中の以下が紹介されました。
劇作者の清右衛門が澪へ
「お前がその身請け銭の四千両を用意して、
あさひ太夫を吉原から出してやれ」
野江ちゃんを吉原から・・・
自分にその力があればどれほど・・・
澪が「けれども、私には到底無理です」と答える。
それを聞いた清右衛門は、
「お前が天満一兆庵の再建を果たし、
料理で人を呼ぶことが出来れば、叶わぬ夢ではあるまい」
という場面です。
みなさんは、日常に与えられたものをこなしていきながら、
こうして勉強会に参加して真面目にされていることは知っています。
真面目な方は日々の精進を重ねることですべてが自分の糧になっています。
次のステップとして、
「ほんとうは私は何をしたいのだろう?」って考えてもいいじゃないか
と思っています。
自分の会社がこんな風になればいいな、こんな会社にしたい!
そうやって自分の幸せを得たい!
今やっていることをやりながら、夢をもっていいんですよ、はい。
だから、こんなスキルがほしい、知識がほしい、知恵を働かせたい・・・
とドンドン前に進めば良いと思ってこの研修をやっています。
その言葉を聞いて、
参加者のおひとり、おひとりが会社のなかを思い浮かべ、
お世話になっている社長さん、仲間の顔を思い出し、
みんなが喜び、自分が一番喜べる夢に、
気づきはじめているように見えました。
2.管理事務員さんの役割
管理事務員さんの役割(見積、実行予算、工程管理)では、
利益の背骨の工事篇について、
バタバタリフォーム店とスムーズリフォーム店の紙芝居で、
その後は、「それうちの会社、あります!!」がたくさん出てきて、
建築、工事会社で「よくあるある」の話が飛び交いました。
一部を抜粋紹介いたします。
・実行予算の過去のデータが社長の頭のなかにしかない
・現場の社員さんは数字がわからず作業している
・現場でよく聞く言葉
「最初に聞いてたのと違う」「それじゃ、工期伸びるよ」
「社長さんに言ったけどなぁ」「えっ、タイル屋さん来てないで!」
あちこちで、バタバタくんが登場していますね(笑)
意見交換では、
・見積、実行予算のデータ管理が必要(過去のデータがひな形になる)
・現場は忙しく手間を嫌うからひな形をチェック、訂正してもらうほうが良い
・受注した仕事を工程表に落とさないと日額にならないし、利益は発生しないし、
工事は終わらないことを知ってほしい、この管理がとても大事。
・この工程表は、旬(新鮮)、正確でなければならない。
・担当者が現場に入ってしまうと手いっぱいになるから伝えてあげる。
・定期的な工程会議が必要、現場管理と利益管理をみんなが把握しておく。
・工期の延長は固定費を食いつぶしていることをわかってほしい。
・長期期間の工期であればあるほど、工程は利益に直結。
・長期の案件も一ヶ月で括る(3ヶ月工事であっても一ヶ月ごとに締める)
・一日工事が多い会社ほど日額管理が必要(何件やって、いくら残った)
小さな工事が中心の会社についてお話します。
修理修繕や小さな工事で、その日で終わることが多い会社こそ、
日額が必要になってきます。
みなさんが学んでいる日額の発想の原点は、食堂と建築屋を比較して、
生まれたものなのです。
食堂の経営では、うどん一杯の原価に割りばし代、器を洗う水道代、
もちろん材料費などが入って粗利益がはじき出されています。
それを知って、建築屋はなんとおおざっぱな、ざるの経営をしているのかと、
愕然としました。これではいけないと思って建築経営に日額を取り入れたわけです。
食堂のうどんを例に考えてみましょう。
うどん1杯 売価500円(税別)、粗利益率68.2%(原価31.8%)とします。
(※粗利益率68.2%は、TKC経営指標(平成27年3月~5月決算)資料参照)
うどん1杯で、341円の粗利益になります(500円×0.682=341円)
うどんが100杯売れたら、売上が50,000、粗利益が34,100円。
80杯売れたら、売上が40,000円、粗利益が27,280円。
もしもこのお店が一日に必要な粗利益30,000円ならば、
最低88杯のうどんが売れなければなりませんから、
同じように工事金額の小さいお店は、今日の水揚げ、一日一日が勝負なのです。
何件行って、いくらの売上、いくらの粗利益が目標なのかを決めること
一日に、何件の工事を終わらせて、いくらの売上、粗利益を残すかをわかるために、
日額が必要となってきます。
たとえば一日に、10件で、売上20万円、粗利益16万円とか、
7件だけど、売上30万円、粗利益21万円になったとか・・・・
いろいろあると思いますが、日額を記録して基準をつくり続け、、
日々、基準までいったか、いかなかったか?そういう管理をおこないます。
今後、ターゲット顧客、自社の強みを明らかにして、商品を絞り込んでいけたら、
食堂でいうと、カレーライス〇〇杯、うどん〇〇杯、かつ丼〇〇杯と目標を決めて
とりかかるように、メニューを書き出して水回りの水栓は5件を絶対にやると目標を
決めて動いていきます。
いつも話すように目標数字はシミュレーション(模擬体験)であり、
かならず設定し、そこへ向かう努力をしてください。
そうしないと成果がわかりませんし、人の成長が見込めません、
いつまでたっても出来ちゃった売上、利益の経営から抜け出せません。
地域密着店は、元請けとして主体的にしなければ生き残っていけませんから。
などなど話はつきませんでしたが、
女性管理事務員さんが、施工管理さんが書いた工程表をみて、
日額表を入れて、施工管理さん、職人さんの力を引き出す役割を
担うと会社が良くなるという意見にみなさん納得されていました。
細かくすればいくらでも改善が出てきますし、目標達成を入れながら、
楽しんで、遊び心を入れてやりましょう!
会社によって事情も異なるために、次回は工程ボードを共有して、
話を進めていくことになりました。