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適材適所(ふさわしいことに就く) - 経営の黒字化に向けた業務受託 (株)ちえじん

一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう

2022.06.03 staff blog

適材適所(ふさわしいことに就く)

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組み合わせ

先日、ちえじんのとある社員さんの誕生日に、

みんなで竹中大工道具館さんへ行ってきました。

建物自体がとても立派で、中に入ってみると、

なんといっても木の香りがすごい!

とっても心が落ち着きます。

それに、パンフレットとチケットが、かわいい!!!

パンフレット(施設案内)
入館チケット

大工道具の歴史から、大工さんの技術、棟梁の志、和の伝統技術や美しさなど、

あらゆる展示がありました。

そこで、私が一番印象に残ったのが、

宮大工、西岡常一(にしおかつねかず) 棟梁の展示コーナーでした。

棟梁としての、志、生き様が記されており、

その中で、「適材適所」というお話がありました。

意味を調べてみると、

〘名〙 その人の能力や適性を考慮して、その人にふさわしい地位や仕事につけること。
(明鏡国語辞典より)

西岡棟梁が修復を手掛けた、法隆寺の堂塔では

左に捩れ(よじれ)ようとする木と、

右に捩れようとする木を組み合わせ、

部材同士の力でクセを封じて建物全体のゆがみを防いでいる、

という記載がありました。

西岡棟梁は、

木の癖(クセ)を見極めて、木組みをする、

木それぞれに、もっとも適した場を与えることで、

その命が最大限に生かされ、丈夫で、長持ちする、

という想いから、棟梁としての役割を務められていたそうです。

チームは、お互いの命を活かすこと

このお話を聞いて、

会社やチームなどの組織づくりと同じだなぁと感じました。

一つの建物を創りあげるために、

1本1本の木が持つ癖を、どんな風に活かして、組み合わせるのか。

一つの組織を創りあげるために、

一人一人の人間が持つ特性(命)を、どんな風に活かして、組み合わせるのか。

木と同じように、育つ環境が違えば、同じ人間はおらず、

それぞれに得意、不得意があって、必ず特性がある。

だから、自分の長所で相手の短所を補うことができ、

相手の長所で自分の短所を補ってもらうことができる。

みんなが効率よく、同じことをできるように、ではなく、

そこにいるメンバーそれぞれに、

どんな特性があって、

どんな環境で力を発揮できるのか、

をしっかりと見極めること。

人も木材も、“命を活かす“ ということが

何よりも大事だと教えてもらいました。

改めて、自分自身も活かされていることに感謝し、

今後は、周りの命を活かすことも、心がけたいと思います。

そのために、周りから自分に働きかけられていることは何か、

それをしっかり感じ取って、お応えすることを大事にしたいと思います。

そして見学が終わって、最後は休憩室でひと休み。

今回の社会科見学は、お誕生日である社員さんのお父さんが

大工さんだったこともあり、「みんなで行ってみよう!」となりました。

そんなご縁から、今回の学びをいただいたことにも、感謝です。

とっても充実した一日でした!

星川晴菜

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