一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう

2024.02.29 建設ツール制作

一緒一笑 2024.3,4月

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1面
2,3面
4面

概要&仕様

・会社名:吉本工務店
・所在地:奈良県橿原市
・経営理念:謙虚に慎ましく
・通信名称:一緒一笑
・通信コンセプト:「小さく、近く、美しく」吉本工務店を伝える 仮称
 70歳代のOBさん
 安心していただくこと。
 ①おかげさまで、先代、二代目、三代目へと、変わらず続く、吉本工務店。
 ②吉本工務店と縁があったことを喜びに感じてもらう
 ③生きてきていることに喜びを感じてもらう
 OBさんの子供や孫など次の世代の家族へ
 未来に希望を感じてもらうこと。
 ①「小さく、近く、美しく」の価値観に共感
 ②問いの提示、気づきを促す。
・発行:隔月
・サイズ:A3 両面カラー 2つ折り A4サイズ仕上げ
・紙質:マット紙90kg
・部数:50部
・OBさまリピート率:-

編集後記

01.想うことは、今回も吉本さんのお人柄を感じることができました。生前にお付き合いのあったお客さまから、お父さんのお話をよく聞くそうです。家の棟上げでロープが切れて落としたとか、大工さんに掛やで手をたたかれていた(手がつぶれたと思った)などお客さんが楽しそうに話してくれるそうです。愛されキャラだったんですねと、吉本さんがお父さんとの思い出を話してくれました。一方でお父さんと同じ大工として、自分はまだまだだと言われます。息子の圭佑さんが入ってくれて一生懸命にやっていることも嬉しいようすで、応援している思いを聞くなかで、タイトルは、“バトンをつないでいます”とさせてもらいました。

03.具合のよしあしでは、3代前からのお付き合いのYさまのお宅にお話を聞きにいってもらえました。紙面のスペースの都合で書けませんでしたので、紹介させてください。昔、Yさまの夫婦の両親が御所で薬を仕入れて、福岡まで売薬に行っていた。とあることがきっかけで、大きな炭鉱で売薬できる権利を獲得した(現福岡県飯塚市の田川の炭鉱)。お店の名前は山上堂(今は建物が無く、公園になっているらしい。石碑?のようなものが立っている)といい、炭鉱が閉まる頃に御所に帰ってきて現在のお家を建てたそう。家を建てる時も九州から大工さんを呼んだり、材料を手配。15年ほど前に大ばあさんを連れて、売薬していた地域を見に行ったことがあるらしく、似たような家がたくさんあったとの事。その地域をまわっていると、昔ここで薬を売ってくれてた若い子(当時のおおばあさんの事)がいたと話にあがったらしい。その話をされた方は先代から伝え聞いたらしい。大きな商いになった炭鉱で売薬する権利を得たきっかけは、当時川の増水で橋が流されたときに女性が対岸に渡れずに困っていたそうです。誰も助けてくれない中、当時の大爺さんは胸まで増水した川をおんぶして対岸まで渡ったそうです。その女性は炭鉱を仕切っている長の身内の方で、それがきっかけで権利を得たそうです。その話を聞いた圭佑さんが、「小さな親切が実を結ぶんだなぁ」と話されていました。代々のお付き合いのなかでいろんな物語があるんですね。

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