たくさんの人が、いつも不安で、悩んでいます。
あるとき、釈尊の最後の言葉「自己に頼れ、法(真理)に頼れ。<自灯明 法灯明>」を知りました。
私たちは、日々変わりゆくなかで、判断や行動のために理由や事実などの根拠を求めます。
また、想いや願いごとが、成り立つよりどころ(依拠)を求めます。
では、ほんとうの依拠と根拠とは何なのか!?どこへ向かって進めばいいのか!?
釈尊の言葉から思ったのは、
『自己に頼れ』とは、自分を知って、認め、大切にすること。
自己は、先祖からのDNA、時代に応じて与えらえたDNA、魂からの使命、
宇宙からのメッセージ、まわりの想いなどの構成要素から形成されています。
それらを信念、理念という文字に起こし、
よりどころ(依拠)として、考えることが『自己に頼れ』と理解しています。
『法(真理)に頼れ』とは、人間としての生きる道、
自然界の一員として自然の法則(生成化育)に沿うことだと理解しています。
わたしたち中小企業は、経営者の信念から、
会社の経営理念(あり方)を掲げることができます。
・どうしたいのか?
・お客さんの求める存在価値は何なのか?
・どうなりたいのか?
・どのように社会に貢献していくのか?
という『あり方』を明確にすることが、とても大事だと考えます。
つぎに『あり方』を反映させた『やり方(儲け方)』に入っていきます。
『あり方』が固まれば『やり方(儲け方)』が無数にあります。
『あり方』と『やり方』があってこそ、世間に必要とされる役立って儲かる会社になっていきます。
ところがこれまでは、売上が大きいことが成功している立派な会社だと思われがちで、
残念なことに『あり方』を持たずに、
売上を増やすことを目的とした『やり方』=売上アップが主流になってしまいました。
多くのセミナーや書籍は、売上の上げ方、新しい集客方法など手法やテクニックがほとんです。
整理すると
『あり方』無し → 『やり方』=売上アップ
『あり方』有り → 『やり方』=業績アップ
になります。
業績アップという言葉は、聞きなれないかもしれませんが、
そこに関わる人たちが成長し、一丸となって、経営理念に向かうことで、
ご褒美の営業利益を得るやり方のことです。
株式会社ちえじんは、仲間の会社さんとともに
『あり方(経営理念)』と『やり方(業績アップ』を実践し、
独自化をすすめながら、営業利益の黒字化を実現し、
業界や地域で、生き残る会社づくりを目的として活動しています。
利益とは、社員さんの成長の証、自然界からのご褒美、会社存続の源泉と考え、
会社内の活性化を全員参加で取り組んでいます。
よくお客さんから
「コンサルでもなく、システム屋さんでもなく、一言で何屋とは言えないなぁ」と言われますが、
自分たちでも何業と明確に言えないのが、悩みの一つです(笑)。
すすめるステップは、
1.『あり方』の信念、経営理念を掲げる
※なかなか出ませんし、成長とともにやり直しOK
2.『やり方』の第一歩、目標数字づくり
※おとなの算数教室のスタート
固定費、営業利益、粗利益率を根拠に数字づくり
3.『やり方』の業績アップで実践
①粗利益を増やす
②営業利益を増やす
③売上を増やす
4.コト売りで独自化をすすめる(3-③の売上を増やす)
以上の順番ですすめていきます。
2~4の間
①業務の流れの書き出しと見直し
②伝票システムの導入から、管理会計(未来の数字づくり)の指標作成
③目標と現状の差異から改善の繰り返し
④お客さんと信用、信頼のベースづくり
となります。
ぜひ、趣旨にご賛同いただける方の、参加をお待ちしています。
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株式会社ちえじん 代表取締役 星川真一郎
1965年生まれ:食品メーカー卸会社、広告代理店を経て、実家の稼業(広告業)を継ぐも休業へ。新規事業を模索するなか大阪産業創造館さまのご縁でコンサルティング会社社長に。売上アップのコンサルティング業務に心身ともに病み退任。空調メーカーダイキンさまのご縁で地域密着工務店の仲間と業績アップに取り組み、ほかの業界へも波及中。