あなたの会社の価値はなんですか?
1.会社は2つの付加価値を磨く必要があります。
会社には、2つの付加価値があります。
お客様に選んでいただく付加価値と、
自社でどれだけ利益を稼げるかの付加価値があります。
損益の図をご覧ください。
左側で、お客様が付加価値を認めてくれて、
営業さんが受注して売上(予定)を持って、
社内の工務の人へ渡します。(建築屋の場合※他の業界でも同様)
右側に移ってから、利益をどれだけ出すことができるか。
それが、会社の付加価値(会社の力)になります。
2.どちらの付加価値を先に充実させるか
2つの付加価値のうち、どちらを先に手をつけたほうがよいでしょうか?
普通は、売上がないと仕事が出来ないから、お客様に向けた付加価値と
思いますが、そうではなく、自社でどれだけ稼ぐかの付加価値が先なのです。
左側の売上は、お客様という他人さんがあり、また世の中の景気などが左右します。
2つとも到底、自分たちでは、コントロールできないものです。
ところが、右側の利益を出す工程は、自分たちの努力で良くすることができます。
農作業で例えると、左側の売上は、果実が成って収穫するのと同じで、
美味しい果実をつくるために、右側で、種を選別し、土を耕し、肥料や水をやり、
雑草を抜き、摘花、剪定などお世話をすることになります。
右側の自助努力が実って、ご褒美がいただけるとお考えください。
自然に沿う経営の場合は、同じような力が働いています。
3.利益を稼ぐ付加価値を先におこなう
右側の自分たちで利益を稼ぐためには、2つの手段があります。
一つ目が、変動費の削減(改善)です。
これは、仕入れ先や外注さんを値切ることではありません。
これによって、粗利益が増えます。
2つ目が、固定費の削減(改善)です。
これは、人件費を減らすことではありません。
これによって、営業利益が増えます。
これらの削減(改善)活動をおこなうことで、自社の独自なものが、
生まれてきます。これが、お客様に選んでいただける付加価値になります。
自分たちを磨かないと、他社とは違う独自なものは出来ないということです。
まとめ
働く社員さんが右側の作業をおこなうことで、会社に利益の貢献になります。
みんなで営業利益を増やして、ボーナスをもらいましょう。
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社会人の勉強(役立って儲ける人になりましょう)
生成化育の経営