地域密着店経営 数字の基礎知識篇

2020年08月30日

    新しく参加される仲間のみなさんと

    基礎知識篇の研修会をおこないました。

    先輩も駆けつけて、寄り添い、手とり足取り教えてくれました。

    全体

    進行は、算数教室の台本をもとに掛け合いをしながら、

    要所、要所で意見交換し、みんな腹に堕としながら進みました。

    1

    アドバイスの一部を紹介します。


    ●コンサル、研修会社の誘いに気をつけましょう

    コロナ禍で、以前よりまして、

    みなさんのところにセミナーの案内が届いていることでしょう。

    世の中のコンサル、研修会社さんは、

    とにかく「売上を上げましょう!」と言ってきます。

    売上アップですね。

    そのために「固定費を使いなさい、投資しなさい」と言ってきます。

    営業方法、人の採用、印刷物にしても、

    ホームページ、SNS、システム、新たな工法導入など・・・

    つまり、なんでもかんでも固定費を先に使って、

    売上を上げましょうと言ってきます。

    しかし、現実は、たとえ売上が上がっても、

    固定費が増えているから、利益が残るはずがないのです。

    知ってほしいのは、

    地域に、お客さんに寄り添う商売をされている方は、

    自分たちでやることをやれば、

    売上、利益は、自然発生してくるということです。

    だから、

    仕入れ・外注・粗利益の割合を変えずに、

    粗利益のなかの割合を変えずに、

    どんどん固定費ばっかり使って、

    売上を上げにいくようなことには、

    絶対にかかわらないように、入らないようにしてください。


    ●損益図の割合(比率)を変えましょう

    算数教室の損益の図をご覧ください。

    2

    左側をご覧ください。

    売上の大きさと、仕入れ・外注・粗利益を足した大きさが一緒です。

    例えば、

    売上が1,000万円なら、仕入れ・外注・粗利益を足したら1,000万円。

    つぎに、まんなかから右側をご覧ください。

    粗利益の大きさと、固定費・営業利益を足した大きさが一緒です。

    例えば、

    粗利益が300万円残ったら、固定費と営業利益で300万円かかる。

    ただ、固定費が250万円なのか、290万円なのかは別問題。

    内訳は別ですが、大きさは一緒だということを覚えておいてください。

    CRC会でやっていく手順は、

    売上に対して、仕入れ・外注・粗利益の割合(比率)を変えることをおこないます。

    仕入れ・外注の変動費を下げて、粗利益を増やす割合(比率)にしていきます。

    粗利益に対して、固定費を縮めて、営業利益を増やす割合(比率)にしていきます。

    最終的に、その固定費を使って(コト売り)、売上を上げていきます。

    売上のなかにある変動費の割合(比率)は、実行予算のことです。

    売上のなかには、絶対に実行予算が入っています。

    売上から実行予算を引いたのが、粗利益です。

    つまり、実行予算(変動費)がわかっていないことには、

    利益がでないのです、だから実行予算はとても大事になってきます。

    TWW B

    売上は相手(お客さん)がいることだから、

    こちらの都合で勝手に上げることはできません。

    だから、いただいた売上のなかで割合を変えて、

    粗利益を増やしましょうということなのです。

    そして粗利益のなかにある固定費・営業利益のうち、

    営業利益を残さないといけませんから、

    固定費を切り詰めておきましょう、体質改善しましょう。

    体質改善して、はじめて売上ということです。


    ●これからのお金(管理会計)

    以前に3つの会計(お金の出入り)を勉強しました。

    財務会計は、会社の力、資産力をはかるために会計。

    税務会計は、いくら納税するかを決定するための会計。

    管理会計は、経営の施策を打っていくための会計。

    財務、税務会計は、終わったお金に関わるところ。

    かたや、管理会計は、これからのお金に関わるところ。

    進化し続けるリフォームの会(CRC会)では、

    業績アップの管理会計をやっていますから、

    これからの勉強がすすむなかで、地域密着店工務店、リフォーム店向けの

    経営指標というのがでてきます。

    なかみは、受け入れた案件はいくらで、契約率はどれくらいで、

    どのくらいの粗利益率があるのか、契約時と完工時はどうだったのか、

    など経営の指標を各社で照らし合わせて独自化をすすめています。

    その指標をもとに、どこを改善しないといけないのか、

    どこを強化しないといけないかを常にみながら施策を打っています。

    管理会計は、損益図の割合(比率)を自ら自発的に変えていく動きに

    なりますから、社員さんのモチベーションが欠かせません。

    業績アップは社員さんが主役になります。

    3


    ●経営者の「勘」を伝える

    地域密着店を志す経営者さんは、

    みなさんはすばらしい「勘」や「感性」を持っておられます。

    では、それを社員さんに伝えるにはどうしたら良いのでしょうか?!

    そこには数字と言う共通言語が必要になってきます。

    社員さんに、数字を見せて、前月とここが違うよとか、

    今月はこのように案件が入ってきているよとか、

    今現在の粗利益はこれだけあるけど後の足らずはどうするの?とか、

    そういったことを数字に対比して、根拠を持って話してあげないと

    社員さんには伝わりません。

    社員さん伝わらないとうことは、現場が変わっていかないということです。

    現場とは、施工している現場だけではありません、事務所のなかも現場です。

    社員さんに数字を示して、説明もせずに、教えもせずに、

    ああしてほしい、こうしてほしいと願ったり、言ったとしても、

    いつまで立ってもなにも変わらないのです。

    変わるのは、社員さん自身が気がついて、

    本気になって、動き出したときに変わっていきます。

    あっ、なるほど、

    自分たちが喜べて、生活をもっと幸せにしたいとか、

    もっとボーナスもらうためにはこうしたらいいんだなとか、

    いうことに気づいて、動き出したときにはじめて会社が変わりはじめます。

    その手法をCRCでは勉強しています。それが業績アップなのです。

    今日は、CRCのやっている数字の根拠になるところを勉強しました。

    NTW

    これからは本音でどしどし話しください。

    胸襟を開いて、腹を割って話さないとなかなか腹に堕ちていきません。

    しんどいときもありますが、乗り越えるとほんとうの気づきが生まれてきます。

    ほんとうの気づきを得たら、自分で変わっていきます。

    地域にしっかりと根を張っていけるような工務店づくりを目指していきましょう、

    これからも仲間とスクラムを組んでやっていきたいと思います。

     

    ダイキンさん、地域密着店の経営者のみなさま、社員のみなさま、

    いつもご賛同、ご協力ありがとうございます。

    地域密着の工務店、リフォーム店の勉強会に興味のある方は、

    見学を受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。