一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
20世紀は、規模拡大、売上アップが主流でした。
これからの21世紀は、人の質を活かした利益アップが主流になってきています。
売上アップと利益アップの違いは、
売上アップの目的は、売上を上げること(手段を選びません売れればOK)。
利益アップの目的は、人の成長を通して営業利益を得ること。
利益アップをやっている会社の営業利益は、
①人の成長の証
②自然界からのご褒美
③企業存続の源泉
の意味になります。
まさに、人の質を活かした商売、経営ということになります。
そこで働いてる人たち一人一人が、
「自分らしく生きること」、
「自分の生きる道を実現していくこと」が求められます。
質は人からしか出てきません。
そのためにはまず、
個人が生まれたときにだれもが授かっている、
他の人とはまったく異なる特性に、
気づいて、忠実に生きることがもっとも重要なことなのです。
その人にしかない特性のことを、
①ほんとうの自分
②自分のコア(本質)
③天才性
④固有の用
⑤役割
⑥使命
⑦魂
など、さまざまな言い方で表現されています。
ここでは『役割』と表現したいと思います。
『役割』=まわりからの価値として提供され、
利益としてご褒美をいただくということです。
ところがほとんどの人が、授かっている『役割』に気づいていません。
だから、『役割』を発掘して、見つけたら自分をデザインしていきます。
デザインの語源は、デ(削る)・ザイン(形づくる)からきています。
付け足すのではなく
過去の自分をはがしていくことで本質に基づいた自分を形づくること。
商売や経営の場合で「付け足す」とは、
いきなり、集客や売上を増やすために
仕組みが出来ていないにもかかわらず、
新しい機械を入れたり、出店したり、
営業の人材をいれたり、広告宣伝したりと
お金(固定費や資産)を使って、無いものを付け足しにいくことです。
商売や経営の場合で、自分をデザインしていく、削って形づくるとは、
『役割』の周りにある余計な情報(固定観念や偏った自己評価)が、
やり方になって固定化し、違和感なく日々を過ごしています。
固定化したやり方を変えることが、削ることになります。
具体的には、
変動費を見直し、改善できるところを見つけて削減し、
粗利益を増やします。
※決して、仕入れ先、協力会社を値切ることではありません。
次に、固定費を見直し、改善できるところを見つけて削減し、
営業利益を増やします。
※決して、人件費を下げることではありません。
改善削減は、これまでのやり方を変えることは、
削ること、形づくることになります。
『役割』を発掘し、余計な情報を削って、
やり方を変えて、役割を形づくることで、
求めるお客さんに売りにいきます。
この場合の売りをコト売りといいます。
コトとは『役割』のことです。
その人にしかない、その会社にしかない『役割』。
お客さんからみた存在価値なのです。
『役割』をデザインして、
ご褒美をいただく手順は、削って利益増やすからおこないます。
手順1.変動費を削減(削る)し、粗利益を増やす
手順2.固定費を削減(削る)し、営業利益を増やす
ここまで削ったことで『役割』がぼんやりと見えてきます。
※削減(削ること)が楽しくなると、コト売りにかかるタイミング
手順3.コト売りで売上を増やしにいく
コト売りは、そこで働く人たち個々の『役割』が集まって、
会社の『役割』にとなって、
お客さんから求められる存在価値になっていますから、
唯一無二なもので、ほかに存在しないので、競争がありません。
独自化をすすめることは、すみわけて生き残ることになります。
コト売りをやっている会社さんは、
自然発生的に案件が出てきて、営業利益を得ることがわかっています。
私たち生物の目的は、
競争に勝つ進化論(ダーウィンの弱肉強食)ではなく、
個々の『役割』から進化し続ける(今西錦司の進化論)、生き残ること。
市場の変化に順応して、変化、成長、進化し続け生き残る商売、経営を目指しませんか。
参考資料
・自分だけの才能の見つけ方 山口揚平氏
・おとなのさんすう教室 CRC&ちえじん
・モノづくりの極意人づくりの哲学 前川正雄氏
・驚異の高次元世界 木村忠孝氏