志は、虚無のあとに残る

C4|迷い切った先で、それでも残るものを確かめる ▶次に進む
── 何もなくなった先に、向かう方向が現れる
いろいろ考え、吐き出し、
何も分からなくなったあとに、
それでも消えなかったものはありませんか。
目次
「何をやりたいのか分からない」は、悪い状態ではありません
ここまで来た社長さんから、
よく出てくる言葉があります。
- 正直、何をしたいのか分からない
- 前みたいに頑張る気力もない
- かといって、辞めたいわけでもない
この状態を、
多くの人は「迷い」「停滞」と呼びます。
でも、ちえじんでは
そうは捉えません。
それは「虚無」に入った状態です
虚無とは、
- これまで信じてきたやり方
- 正解だと思っていた考え
- 無意識に背負ってきた役割
それらが一度、
力を失った状態です。
怖いですが、
壊れているわけではありません。
虚無は、失敗ではなく“通過点”です
工務店の社長は特に、
- 真面目
- 責任感が強い
- 人の役に立ちたい
だからこそ、
虚無に入ると焦ります。
「早く次を決めなきゃ」
「立て直さなきゃ」
でも、ここで急ぐと、
また借り物の理念に戻ってしまいます。
志は「考えた結果」ではありません
志は、
- 頭で考えて
- ロジックで整理して
- 無理に言葉にする
ものではありません。
借り物の理念と、残った志の違い
| 借り物の理念 | 虚無のあとに残る志 |
|---|---|
| きれいな言葉 | 不格好でも本音 |
| 説明しやすい | 説明しきれない |
| 外から借りた | 内側から残った |
何もなくなっても「消えなかったもの」
虚無の中で、
それでも消えないものがあります。
- これだけは許せなかった
- これだけは守りたかった
- これだけは、やらずに終われなかった
それが、
あなたの志の種です。
工務店社長に多い「志の原型」
志の原型になりやすい感覚
| 感覚 | その奥にあるもの |
|---|---|
| 誠実でありたい | 人を裏切りたくない |
| 現場を大事にしたい | 人の暮らしに関わっている実感 |
| 地域に残したい | つながりを断ちたくない |
志は「立てる」のではなく「立ち上がる」
ここが、とても大事です。
志は、
- 立てにいくものではなく
- 勝手に立ち上がるもの
です。
だから、
焦らなくていい。
まだ言葉にならなくても、大丈夫です
この段階では、
- はっきりした理念
- 立派な言葉
はいりません。
「なんとなく、こっちは違う」
「こっちは、まだ残っている」
それで十分です。
次は、その志を“外に出す”段階です
志は、
内側にあるだけでは
現実を動かしません。
次に必要なのは、
伝えることです。
