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オンガクジンの部屋 vol.07 - 経営の黒字化に向けた業務受託 (株)ちえじん

一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう

2023.05.02 ミーティング音楽

オンガクジンの部屋 vol.07

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2023.04のオンガクジンの部屋にご参加のみなさま、当日の内容を書き起こさせていただきましたので、各社さま振り返りにご活用ください。
※現在のオンガクジンの部屋では、演奏家・アーティストとして活動される方々(ソロ・バンド・ジャンル問わず)で、毎月1回zoomで集まって、理念づくり、活動方針の発表、業績(数字)報告、実務における情報共有をしています。

今回参加メンバー:Aさん、T本さん、ちえじん 計3名

前回のコミットに対して

Aさん 前回のコミット

「次月までに、これからの活動(配信、TikTok、レッスン、ライブ・・・)について、それぞれどんな目的をもって取り組むのか、を項目ごとに書き出す」

大きく分けてリアルライブ、Pococha(ポコチャ)のライブ配信、TikTok、YouTube、Twitter、Instagram、レッスンがあるかなぁと思います。それぞれの目的として、

・リアルライブ:同じ空間でクラリネットの生音の良さを感じてもらう。クラリネットの演奏で心に寄り添いエールを届ける。
・Pocochaライブ配信:リアルタイムで音楽とコミュニケーションを楽しんでもらう。「互いにエールを送り合い共に上昇する」ファンコミュニティの形成。→ S帯に行ったらファンに向けた無料ワンマンライブ開催。
・TikTok:クラリネットという楽器を知ってもらう。A(Aさん)というクラリネット奏者の存在を幅広く浅く認知を広げる。
・YouTube:リアルな活動の発信。TikTokより深くクラリネットにも私自身も知ってもらう。同業者や企業さんとのコラボなど三方よしな場所。
・Twitter、Instagram:リアルと動画を繋げていく場所。演奏会や動画の宣伝、日常など。
・レッスン:それぞれの個人や団体に応じた目標の違いはあれど、ベースとしてクラリネットを吹くこと、音楽の楽しさを吹けるようになることで感じてもらう。

ディスカッション(メンバーからの問いかけ & 思ったことを抜粋)

【思ったこと】「心に寄り添い、エールを届ける(Aさんの理念)」っていう一番大きなところがあれば、まあなにをやってもそうなるんじゃないかとか、を考えてしまったり。良いアドバイスは出なかったが、やったことは重要だと思うし、大変だっただろうなぁと。(T本さん)

【問いかけ】今回活動別の目的を書かれてどう感じましたか?

▶現在も継続して悩んでいるところではあるが、時期によって柔軟に割合を変えればいいのかなと。今回書いてみて、私はこうやって(こんな想いで)やってたんだ、というのが分かった。でもこれを見てると、もっと書けることがあるんじゃないかと思う。芯棒みたいな感じで、より洗練されていくんじゃないかなと思うので。まだ解像度が低い目的もあるので。(Aさん)

【思ったこと】解像度とおっしゃっていたので、「どんな人に、何を届けたくて、それによってどんな風に感じてもらいたいか」を想像してみるのはどうでしょうか。それぞれの活動において、必ず届けたいお相手(対象)がいると思います。また、複数の媒体を利用されているので、目的に応じて、それぞれの媒体の特徴(テキスト、画像、動画メインなのか・・・)を活かせるような発信方法や見せ方、を考えられるのもいいなぁと思いました。(ちえじん)

T本さん 前回のコミット

「4月に予定しているライブ2本の振り返りレポートを作成、ブログにアップ」
「振り返りレポートの構成内容を考えて、フォーマット作成」

まず、4月のライブ2本のレポートを作成してみて、そこから抽象化して以下のように構成を考えてみました。

  1. タイトル
    →都度、パンチラインを考える。(ここは、本文を書いてから考えるパターンもあるかと思います)
  2. 一言で感想を書く!
  3. こんな日(ライブ・イベント)でしたということを書く!
  4. ライブの概要(出演者や会場やイベント名)を書く!
  5. 未来に向けた想いを書く!
    ※Twitterサイズ(140文字)で書いたものを骨組みにすることで、書きやすいかもしれない(継続しやすいかもしれない)ということを発見しました!
    ※写真も同じく。でも逆に、枚数的にTwitterに載せきれなかった写真も載せられるというメリットもありました!

ディスカッション

【思ったこと】一言で感想を書く、が良いなぁと。私は結構「本日はこうこう・・・こういうことがあって・・・」と順序立てて書いてしまうので、1回感情をばっと出す感じが良いなと思います。(Aさん)

【問いかけ】振り返りレポートの作成目的、はどんな感じでしょうか?

▶その日来てくれたお客さんと同じ温度感で、ライブという大事な思い出をパッケージしたい。Twitterとかで、感想を書いてくれている方に対しても、こちら側(アーティスト側)としての当日の想いや感想をしっかりお伝えしたい。力みすぎて振り返りレポートのアップを続けられないよりも、今回考えてみたように、ある程度フォーマット化していることで続けられるほうがいいと思うので、今後も継続してやってみます。(T本さん)

課題図書「あきない世傳金と銀 出帆篇(十二)/ 高田郁 著」

Aさん 感想

「築き上げてきたものを次に託すことはとても重要で、しかし、決して容易くはない。」
音楽や楽器も同じだなと思いました。音楽ができる、教えてもらえる恵まれた環境に感謝してこれからもっと精進したいし、いずれ次世代へと繋げる存在になりたいと思います。

惣次曰く1番厄介である「酌むべき事情」をもつ太物仲間に対して、仕方ないと諦めてしまうわけでも、人情に縋るわけでもなく、どうやったら呉服を扱いたくなるかと商いの見通しを立てることで三方よしになるような知恵を絞っていたのが本当に素晴らしかったです。
私がその場面にいたらそこまで考えずに仕方ないことと身を引いてしまったと思うので幸
のプラスにしていく姿勢を見習いたいなと思いました。

「出帆した船は沖に出るまでの間に予測も出来ぬ波に遭う。実は最も危ないのは出帆して
沖に出るまで。」
商いの幅を広げたはいいものの「手の届かない店になってしまう寂しさもある」とお客さんに「術無い(ずつない)」(気詰まりや切なさ)を感じさせてしまっているという幸の悩みに対して、私も応援してくださる方に喜んでもらえることをする為に上を目指している中、同じようなことを言われたことがあるので、今一度「未だ根の植たずして、枝葉の栄茂するものはあらず」と言う言葉の通り大事な根の部分を見つめ直し、自分らしい活動で応援してくださる方を幸せにしていこうと思いました。
不義理をされたとて相手を想う五鈴屋と目の前の自分の利だけを考える音羽屋。瞬間的には前者は損で後者が得をするのかも知れないけれど、長いときを見れば誠実も不誠実も周りに広まりそれに見合った結果がついてくるのだと思いました。その決着が次の巻で読めるのかと思うと楽しみです。

T本さん 感想

今回も、「買うての幸い、売っての幸せ」という信念のもと、知恵を絞り、お客さんと、仲間のことを心底考えながら進む、幸と五鈴屋メンバーの姿が印象的でした。

仲間との話で言うと、浅草呉服太物仲間には【呉服切手と「家内安全」の小紋染めが航路を知らせる標となり得たのだ。今。全員が綱を手に、帆を上げようとしている。力一杯に巻き上げる綱の、その確かな手応えを、皆は得ていた。】という事を感じてもらい、逆に幸と五鈴屋メンバーは【望み通り江戶店を持ったが、決して穏やかな道のりではなかった。今再び、呉服商いの海へと帆を上げて、船を動かし始めたところだ。臆する気持ちが全くないわけではない。しかし、五鈴屋はもう孤立無縁ではない。】と、思えるようになったことが、本当に素晴らしいなと思いました。(※人を助けると、自分に不安がなくなるというお話を聞いたことがあり、それに通ずるなと思い。口頭で少しだけお話させてください!)

そして、お客さんとの関わりの話で言うと、本田家の嫁荷をめぐる騒動の時も、最後まで先方のことを考えて対応、進言をした結果、まわりまわって、【嫁荷の契約を反故にされながら、恨みもせずに、日食の予測を伝えた、浅草田原町の呉服太物商、五鈴屋。たかだか五十俵の家禄で無役の本田家に心を尽くしたことと、麻疹禍の際に江戶紫の小紋染めの切り売りを行った事実と合わせて、「町人ながら天晴れな心掛けよ」と評判になった。】という現象に繋がったのも、やはり素晴らしい流れだなと思いました。

更にすごいなと思ったのが、太物しか扱えなかった頃のお客さんから【嬉しい反面、五鈴屋さんが段々、手の届かない店になってしまう寂しさもあります。ひとってのは、勝手なもんですねえ】という言葉をきっかけに、幸は自分の中に生まれた違和感ときちんと向き合って、考えて、【慎ましい太物でも、贅を尽くした呉服でも、そのひとらしくあるための一反を提供できればいい。それに優るものはない。】という答えに辿りついたことです。これも、「買うての幸い、売っての幸せ」という信念(買うての〜が先にあるという意味も含めて)に沿っているからできることなんだなと、思いました。

理念・芯棒の更新発表

T本さん 発表

今回、なんか更新ポイントがありそう!と思って更新しました。個人の信念で、「一人ではなく」を消して、文章を短くしました。「沢山で咲ける未来を創造する」と書いている時点で、一人ではないので、できるだけ短くするためにそこを消しました。音楽活動においての理念、というところにはあえて「一人ではなく」をそのまま置いています。芯棒の2.どんなお客さまに対して のところは、最近バンドとして目指している目標に対して「応援してます」「楽しみにしています」という声をかけてもらえることが多かったので、更新しました。あと今回、「コミュニティーを大事にできる人」というのを足しました。今オンラインコミュニティーをやっていて、**人参加してくれていて、月額****円という形。ただのファンクラブっていうよりか、ココで何かを創っていくっていうことによって共有したいものがあるし、ほんとうに仲間っていうグループを作りたいと思っていると伝えている。現状、そんな風な集いになってきているし、この人たちのためなら一肌脱ぎたいなって思えてきている。芯棒3.どんな影響力を発揮して のところで、「最高の音楽、想いのこもった音楽イベントを体験してもらう」を追加しました。音楽自体が持っているパワーと、いま47都道府県を回っている中で、音楽イベントが持つ力っていうのがあるなと思っていて。それを伝播させられる人になりたいという新たな目標がでてきて。今までもぼんやりとは思っていたからそういうこともやっていたけど、それが具体的に見えてきたというか。事業領域のところで、「ポジティブなコミュニティーをつくりましょう業」という促す業という感じと、「音楽と音楽イベントの力で元気を届ける業」を追加しました。

ディスカッション

【問いかけ】「コミュニティーを大事にできる人」で、大事にしているというのはどういうポイントなのか、逆に大事にしていないというのは、どういう人なのでしょうか?

▶オンラインコミュニティで、一度飲み会をしようとなったときに、メンバーさんが率先して予定を投げかけてくれたり、とても丁寧で愛のある感じだった。せっかくならお店もメンバー内の人のところでっていう話になった時も、そのお店をしているメンバーも、じゃあその日は貸し切りにします!と言って応えてくれたり。ポジティブなメンバーばっかりで、終始そんな感じが伝播している感じがあって。こっちが提示しているものがはっきりしてきたから、あんまり嫌な人や変な人が入ってくるイメージが湧かないんですよね。(T本さん)

【問いかけ】どんなお客さまに対して、の所で「T本が掲げた理念に基づき目標に向かう活動を、楽しみ!と感じてくれて、応援してくれている人」とありますが、T本さんの愛念を掻き立ててくれる人、はどんな人ですか?
※愛念(あいねん):相手のことを愛おしいと思う心、気持ち。助けてあげたい、どうにかしてあげたい、見過ごせない、と思う気持ち。

▶そういう意味でいうと多分逆で、パワーがある人に対して意識が向くことが多い。すでに頑張っている人、何かをやっている人、何かをやろうとしている人ですね。パワーがあるけど、この部分は自分(T本)がしたほうが更にいいな、と思うような感じですね。そういうお客さんがいいですね。(T本さん)

【思ったこと】Tさんの芯棒2.“どんなお客さまに対して”の「T本が掲げた理念に基づき目標に向かう活動を、楽しみ!と感じてくれて、応援してくれている人」は、ひょっとしたら、芯棒1.“どんな人と一緒に”の人たちじゃないかと思えました。そんな人たちと一緒になって、どんな人に、どうなってもらいたいか?!があるんじゃないでしょうか?たとえば、困っている人、元気のない人がいたら、その人のためにどのようなことをすれば、悩まず、困らず、元気になるのか?!という視点になってもらえば、いいのかなぁと思います。人はそれぞれが持っているもので、お互いを補い合って生きているからこそ、出会いが生まれるんだと思います。たぶん、理念を持っている人(T本さん)ならば、そんな人たちを見過ごすことができないし、放っておくことができないんだと思います。なんとかしてあげたいと思うのは、理念を持っている人のなかに可能性がある証であり、その人のおかげで愛念が引き出されることにより、眠っている可能性が開花され、まわりに役立っていくことだと思います。お客さまというのは、自らの愛念を引き出し、成長させてくれる存在なんじゃないでしょうか。(ちえじん)

【思ったこと】私もT本さんのファンでもあるので、2.のお客さんに当てはまるのかなと思います。そう思うと、頑張ろうとしているけど、一人で頑張っているとか、人に頼るのが下手だったりする悩みを持つ自分自身は、T本さんにそこを前に進む力やエネルギーをもらったり、助けてもらったりしているように思います。(Aさん)

業績報告

Aさん 3月業績報告

この月がBLUE NOTEに出演させてもらって、名古屋でクラフェスに出させてもらったので、グッズ販売の所が数字が大きくなっています。指導は変わらず、ただ数カ月に一回のところがあるので、その部分がプラスになっていたり。その他の売上は、少しお手伝いのような感じで撮影のお仕事依頼で、その分です。3月からし始めたPocochaは実際に売上が入ってくるのが5.6月になるので、3月の売上は、以前のLINE LIVEの収益が入ってきてます。現状は、Pocochaに力を入れていて、ランクごとに時給が変わったりもするので、そこのランクアップを目指しています。配信ライブの変動費は、照明とかライティングの設備を購入したので、その分です。指導の変動費****円は、ライブの出演で指導に他の人に代わりに行ってもらった分です。固定費の実績は、固定費目標以内でおさめられたかなという感じです。

ちえじん作成 損益計算書(PL)書き込み用

ディスカッション

【問いかけ】今後の2023年度の見込みはどうでしょうか?

▶配信ライブに力を注いで、ランクアップした場合、どれぐらいの金額帯になるのか分からないので、そこをずっとキープしていきたいのかというのもまだ疑問なので、わからないところもあるのですが。ただ、現状の配信日数と時間を計算して算出+今後のスケジュールすると、感覚的には売上目標の半分くらいいけるんじゃないかなと。ただ、そのランクアップした状態の配信のスケジュール感もまだつかめていないので、結構きついのか、継続していけそうなのか、にもよるかなと。一番優先したいのはリアルのライブなので、そこに続くサイドストーリー的な感じのイメージ。ランクアップした状態の維持に対しては執着は無いです。レッスンのことも始めようと思っているので、そのやりながらのバランスを見てという感じです。指導は一年間は、ほぼ毎月固定でいただける金額があります。(Aさん)

【思ったこと】

ライブ配信の変動費7,***円(照明機材等)は、固定費の消耗品費 or 雑費にあてはまるかなと思います。(PLより)
※変動費=売上の増減に比例して、増えたり減ったりする費用のこと

グッズ販売の粗利額は、発生主義 + 1つの売上に対して1つの変動費を算出する「1対1」の管理がおすすめです。キャッシュベースで考えると、グッズを一括で仕入れたりするので、ある月に仕入れの金額が偏ることになりますが、ここでのPLの記入に関しては、実際に売れた分だけ売上と変動費を入力する「発生主義」で管理される方が、グッズ販売のリアルな粗利額が把握できるように思います。あるグッズの売上1個に対して、1個にかかる変動費を入力する、というように、できるだけ小さい単位で変動費を計算していくと、より正確な粗利額や粗利率が算出できます。

・ぜひ、見込み数字をPLに赤文字で入力してみてもらいたいなぁと思います。現状、12月までで見込みがある数字を入力してみると、年間で目標数字に対していくら差額があるのか、これからいくらの売上を作る必要があるかが把握できると思います。どんなスケジュールで、売上の内訳のバランスをどうするのか、など先の行動を決める材料の一つにもなると思います。(ちえじん)

※PL(ぴーえる)=どれだけの収益があって、どれだけの費用がかかって、利益はいくらなのか、が記載されている表。「PL」は英語の「Profit and Loss Statement」の省略表現で、損益計算書と呼ばれる。

T本さん 3月業績報告

今月もライブは無く、売上としては、アパレルロイヤリティ、印税です。アパレルについては、製作の方と組んで、製作や在庫管理などにまつわるところはすべて製作側にお任せ、こちらは企画やプロモーションを主にをやっているので、売上全体の何パーセントをもらうという形です。なので変動費は0です。印税も変動費は0です。

ディスカッション

【思ったこと】ぜひ、見込み数字を赤文字で入力してみてもらいたいです。前回、6月度の開催予定ライブの収支計画を作成されていたので、目標の売上・変動費等を赤文字で見込み入力されると年間で数字を把握できるかと思うので、ぜひ次回また業績報告で発表いただけたらと思います。(ちえじん)

【問いかけ】印税の売上について、月ごとの数字の変動や仕組みについて詳しく教えてもらえますか?

▶原盤の印税と著作権印税があって、CDが売れたとかダウンロードされた、サブスクが聴かれたとかが原盤の印税になる。基本は******(会社)で管理してもらっていて、それは1月と7月。それとは別に、著作権の管理を預けるような感じでお願いしている******(会社)があって。そこは年に4回。うちの場合は4社に管理をお願いしている。リリースから結構時間は経っているが、曲が勝手に働き続けてくれている状態で、年間去年でいうと******円くらい。個人の場合は、ここにMPNっていう著作隣接権っていうところも入ってくるようになると、そっちが年2回。我々プレイヤーでいうと、動かずして入ってくるものを積み上げてきているんで、おすすめです(笑)アルバムの中でも1曲だけを他の会社に預ける、管理を任せるという形もあって。全部JASRACに登録されているんですけど、JASRACが回収したお金をどこが管理するかっていうこと。管理費としてパーセンテージいくらもらうね、っていう感じで、パーセンテージが引かれたものがプレイヤー側にくるという。基から回収できる額が大きくなればなるほどパーセンテージが大きくなるから、レーベルもプロモーションとかに力を注いだりっていうシステム。特にテレビとかの場合、出版社とかの子会社がくっついていることが多い。うちの場合は、基本管理をお願いしているレーベルと、そういうテレビ関係の出版社のところが協議して、「じゃあこの曲はそちら(テレビ関係の出版社)で管理をお願いします」となったり。その管理を預ける代わりに、「何時放送のテレビ番組のこのエンディング曲に起用してください」とか。ただ曲がまわれば、それだけ印税も入ってくるので、winwinではあるというか。管理を外に預けるから、テーマ曲に起用してもらえたり、その称号が得られたり、印税が得られたり、そんな状態をつくる。ドラマに関しては、厳密にいうと違うんですけど、レーベル的な機能を別の会社がやっている。CDを出すとかはもちろんレーベルじゃないからできないけど、著作権の管理とか出版の部分とかもその会社がやっていたり。プレイヤー側からすると、分散したとしても、特に入ってくるものはあまり変わらないので。ただ悪い言い方をすると、分散して管理しにくくなっているという見方もできる。ただあまりあるメリットもあるというか、関わる人ももちろん増えるから、それだけの期待を背負えることになると。自分たちが売れれば、その人たちにとっても良いことがある状態になる、という感じです。(T本さん)

テーマディスカッション「自分が周りから与えられているもの。その中で、自分が次へつなげたいもの」

※今回課題図書「あきない世傳金と銀」高田郁著 (十二)出帆篇 の第一章「託す者、託される者」という部分から、ディスカッションテーマにさせていただきました

Aさん

クラリネットという楽器、吹き方とか自分が教わってきたことを一番に思い浮かべた。クラリネット初心者の方やまだ知らない方に伝えていって、受け継いでいくことが大事だなと思いました。クラリネットでポップスってあんまり前例が少ないというか、受け継ぎつつ、創り出しつつ、後世に伝えつつ、みたいなことを考えています。これは少し違うかもしれないけれど、SNSでの発信、TikTok、YouTubeとか(今の時代だから与えられた)。時代に応じて出てくるSNSもその時によってこれが一番いいとか、変わってくるかもしれないけれど。そういうのも今自分がしているからこそ、そこの活用で困っている人がいたら教えてあげたいし、音大生4年生とかで悩んでいる人とかがいたら相談に乗ってあげたい。

T本さん

周りから与えられたものとして、5つ。まず最初に浮かんだのが、先祖や両親から繋がれた命。2番目が、周りが教えてくれる知識。3つ目が、周りが与えてくれる経験。4つ目が、先輩が奢る精神(昭和感)。5つ目が、地元からの期待。これは託されたものだと思ってます。そこから次へつなぎたいと思っているものは、基本全部そっくりそのままです、今言った5つ。地元からの期待っていうのは後世へっていうのは正直まだあんまり考えられていないですね。そこに関しては現代クラリネット界のバトンをつなぎたいとは思ってはやっているんですけど、あえてここには×をつけたんですけど、現代クラリネット界のことはまだ正直与えられてもないし、託されてもないしって思ってるんで。現状自分が旗を上げているだけだから、まだその段階まだ考えられていないというか。勝手につなぎたいとか、勝手に託したいとか思っているけど、でもこれは与えられてないし、誰からも託されていないから、俺は勝手に初代やと思ってるんで。なので、与えられたものというところには書いてなくて、つなげたいと思うところには、()で書いているような感じです。自分は音大とかにも行ってないし、クラリネットの人たちと交わらず、独自の道を来てしまったからそういう意味でいうと託されていないけど、ココスタートで託していきたいなと。だから初代で行けるとこまで行っておきたいなと。

ディスカッション

【思ったこと】自分が受けているもの、与えてもらっているものの中に、ご縁があったり経験もあるなぁと感じました。嬉しい経験も、もちろん辛い経験も与えてもらっているものだと思います。目の前に起きていることに対して、何を自分に気づけと言われているのか、その事象から何を学べと言われているのか、というように常に周りから何を与えられているのか、と最近は考えるように心がけています。目の前の出来事の意味を問うこと。誰かに直接的な言葉を言われていなくても、自分自身が周りから感じ取ったこと、気づいたことも、与えられていることなのかなぁと思います。(ちえじん)

次月へのコミット

Aさん

「前回の続きで活動項目ごとに、誰に(対象)、どんなことを感じてもらいたいのか、を書き出す」

T本さん

「5月のライブ振り返りレポートのアップを継続」

参加メンバー感想・気づき

Aさん

今回もありがとうございました!
自分の発表を聞いてもらい質問や感想を頂くことで考えが更に引き出され毎回本当に学びがあるなと思うのですが、今回T本さんの発表を聞いて質問をすることで更に深まった話やまだ私が知らなかった知識を聞くことができてすごく勉強になりました!
コミットの「それぞれの活動の目的」も毎月発表することで芯棒のようにより洗練されていく気がしているので来月は「対象」と「相手に何を感じてもらえるか」を考えて更に深めていきたいです!

T本さん

活動している中で、ここ最近人と話したり、話を聞かせてもらったりして、学んだり感じたりしていた事とリンクする部分が多かったです!
そして逆に、「あ、この話、今度のちえじんミーティングで話せるシーンがあったら話そう」と、思って生活している自分に気づきました!
これは、ここで仲間としてやってきている関係性がどんどん自分の中に良い形で染み込んできている証拠かなと思いました!
そして、やはり質問やコメントをいただくことで、自分で言葉にしてみたり、より考えてみたりするきっかけをもらえることはやはり貴重でありがたいことだなと思いました。(なかなか他の場所ではここまでやれないので)
引き続き、お互いに、考え合い、学び合い、刺激し合って、それぞれの、良い生き方、良い活動に繋げていきたいですね!

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