志と事業がつながると、数字が翻訳になる

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── 数字が怖くなくなる理由
数字を見るのが、どこか怖い。
でも本当は、責められている気がするだけではありませんか。
数字を「評価」ではなく志、理念の「翻訳」として捉え直すページです。
多くの工務店社長が、数字を「敵」だと感じている
- 数字を見ると不安になる
- 利益の話になると気が重い
- 会計は苦手だ
そんな声を、ちえじんは何度も聞いてきました。
でも、問題は
数字そのものではありません。
数字が怖いのは、意味が分からないから
数字が怖くなるのは、
- なぜこの売上なのか
- なぜこの利益なのか
- 何が良くて、何が悪いのか
が、分からない状態で
突きつけられるからです。
数字が
「評価」や「詰問」に見えると、
人は逃げたくなります。
志と事業がつながっていないと、数字は凶器になる
ここが重要です。
志と事業がつながっていない状態で
数字だけを見ると、
- もっと売れ
- もっと減らせ
- もっと効率化しろ
という
外圧の言葉にしか見えません。
志と事業がつながると、数字の意味が変わる
志と事業がつながると、
- どんな仕事を増やしたいのか
- どんなお客さんと付き合いたいのか
- どこに時間とお金を使いたいのか
が、先に決まります。
表①:志と数字の関係
| 志と事業 | 数字の見え方 |
|---|---|
| つながっていない | 追い立てられる |
| つながっている | 状態を教えてくれる |
数字は「結果」ではなく「翻訳」
ちえじんでは、こうした「志が伝わり、関係が変わり、結果が数字に現れる循環」を、便宜上「理念共鳴経営」と呼ぶことがあります。
ただ大事なのは名称ではなく、数字を“責める道具”ではなく“状態を読む言語”として扱うことです。
ちえじんでは、
数字をこう定義しています。
数字とは、
日々の判断と行動が
どんな状態を生んでいるかを示す翻訳
です。
良い・悪いではなく、
合っているか・ズレているか。
ちえじんが扱っている数字は、
売上や利益そのものではありません。
人から志が立ち上がり、
関係が生まれ、
事業として循環した結果を、
あとから数値で読んでいるだけです。
工務店経営で、数字が翻訳しているもの
表②:工務店経営で、数字が翻訳している現実(ちえじんの見立て)
| 数字 | 翻訳されている現実(ちえじんの解釈) |
|---|---|
| 固定費 | 理念に向かう志のエネルギー値。 人が安心して挑戦できる場が整っているか、理念の波を発するための「真空(余白)」がどれだけ充実しているかを表す。 |
| 売上 | 理念が社会と共鳴した現れ。 売った結果ではなく、志や姿勢が必要な人に届き、形として受け取られた量。 |
| 変動費 | 関係性の循環率。 理念の波が、外注さん・協力業者・地域へどう循環しているか。搾取ではなく、共に成り立っているかの指標。 |
| 粗利益 | 理念の結晶化率。 志が、価値としてどれだけ純度高く結晶しているか。無理な値引きや我慢がないかを映す鏡。 |
| 営業利益 | 人の成長の証であり、会社の存在意義の証明。周りから期待されている未来へ向かうための源泉であり、次の挑戦を生む余白。 |
ちえじんでは、
数字を「成果」や「評価」として扱いません。
数字は、
今この会社に、
どんな志が立ち、
どんな関係性が生まれ、
どんな場ができているかを
翻訳してくれているだけだと考えています。
数字が見えると、判断が楽になる
数字を
「翻訳」として扱えるようになると、
- 判断が早くなる
- 人に任せられる
- 感情的にならない
ようになります。
これは、
数字が味方になるということです。
ちえじんが「見える化」を後段に置く理由
ちえじんが、
- 業務フロー
- Microsoft Access(DB)&会計ソフト、AI連携など
- 数値管理
を、
ベクトル調整の後に置くのは、
志と事業がつながっていない状態で
数字を見せると、
人が壊れることを知っているからです。
ベクトルが整うと、数字は自然に整い始める
- 無理な仕事をしなくなる
- 断る判断ができる
- 時間と利益のバランスが取れる
結果として、
- 数字が安定する
- 将来が描ける
- 引き継げる会社になる
ここまで来て、初めて「支援」という選択が意味を持つ
この段階に来た方は、
- 何かを教えてほしい
ではなく - 一緒に整理してほしい
と感じているはずです。
