一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
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持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
ファンベース 佐藤尚之著 2018年2月10日発行
ファンベースな人たち 佐藤尚之・津田 匡保著 2020年11月10日発行
20代で広告に携わりはじめて、広告宣伝は“何を伝えていくんだろう?!”とずっと考えていたように思います。2020年から“価値を伝える”仕事をするようになり、より考えるようになりました。宣伝会議で紹介されていたので、気になって読んでみると、広告代理店電通出身のさとなおさん(佐藤尚之さん)が「新規客よりもファンを大事にしましょう、すぐには売上は上がりません」なんて、これまでと真逆のことを書かれていたので、びっくりしました。「電通戦略十訓」のもとプランニングされてきた立場だからこそ、書かれてあることに真実味がありました。ほんと、よくぞまとめてくださって、ありがたい本でした。続編の『ファンベースの人たち』も事例を交えながらわかりやすく読ませていただきました。津田 匡保さんとともに立ち上げられた株式会社ファンベースカンパニーは、野村證券の子会社でもあるので、大企業向けだと思いますが、さとなおさん(佐藤尚之さん)の言われていることは、個人事業主さん、中小零細企業さんのほうが、取り入れやすいし、成果も出やすいのではないかと思います。これからも参考にさせていただき、小さい会社の事例づくりをおこなってきます。
ちえじん 星川真一郎
引用&備忘メモ
●ファンの定義
ファンとは「企業やブランド、商品が大切にしている『価値』を支持している人」
いったい世の中に、自分たちが愛している商品の価値を支持してくれる「ファン」を喜ばすことほど、楽しい仕事が他にあるだろうか。ファンベースP.8引用
●ファンベースとは
「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高める」考え方
ファンベースを実践していくのに最も重要なのは、予算でも組織でもなく「中のひとたち」
中のひとたちが、どのような思いで、どのような未来を描き、努力や苦労をしながら取り組んだか、どのようなファンたちと出会い、絆を創り、成果や感動を生みだしたかという、そのひとたちにしか創れない唯一無二の「物語」
ちゃんとあなたの会社が大切にしている価値を伝えて、感情で「好き!」になってもらっておく必要があります。
●何から始めるのか
感情と向き合うためには、まず、あなたの思いや感情を語ることから始めるべきだと思います。あなたが何者で、何を大事にしている人で、相手に何をしてほしくて、何を共にしたいのか、などを語らない限り、人と近づくことはできないでしょう。あなた自身の思いを整理し、語ることから付き合いは始まるのです。~中略~ 難しいことは考えず、あなたやあなたの会社の仲間が大事だと思うこと、信じることを追求し、それをじっくりと伝えていけばいいのです。“必ずそれを指示してくれるファンに出会えます”もちろん時間がかかります。それだけではビジネスは成り立たないかもしれません。ファンベースな人たちP.2引用
●3つの価値
情緒価値、未来価値を高めることで、ファンにとって特別な存在になっていきます。
①機能価値
他社に追いつかれる、真似される
品質、価格、利用(利便性)
②情緒価値
見えづらいがコピーできない
共感、愛着、信頼、熱狂、無二、応援
③未来価値
さらに未来に向けて(姿勢)強い共感を生む
希望、変革、貢献
ファンベースな人たちP.35引用
●商品ではなく、価値を軸にコミュニティをつくること
レゴのような特殊なケースを除けば、商品を軸にコミュニティが生まれることはない。ファンとは商品そのものではなく、商品が「大切にしている価値」を支持している人である。ということは「価値」にファンがつく、ということだ。例えば、ラニングシューズのコミュニティをつくりたいなら、シューズ好きではなくランニング好きに注目すべきだ。ランニングにおけるそのシューズメーカーの課題解決や提供価値を軸にコミュニティを作ると、それを支持しているファンが集まりやすい
ファンベースP.141引用
●ファンベースを楽しもう
時間がかかるのではない。じっくりと「時間をかけたい」のである。
手間がかかるのではない。真摯に丁寧に「手間をかけたい」のである。
手離れが悪いのではない。楽しいから「手を離したくない」のである。
効率が悪いのではない。できるだけ長く「労力をかけてつきあいたい」のである。
ファンベースP.259引用
●キレイゴトを楽しむ
上司から業績への影響を問われたり、日々の数字に現実的に向き合っていると、ファンベースなんか単なるキレイゴトに思えて、空しく思える日もあるかと思う(実際には売上に直結しているのだけどね)。でも、あえてキレイゴトをいうが、あなたの人生において何を大事にするのかということを試されているとボクは思う。何のために会社に入り、何のために仕事をし、何のために生活者にその商品を売っているのか、である。キレイゴトを楽しもう。キレイゴトなくして何の人生か、とボクは思う。
ファンベースP.269引用