一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
一人ひとりが役割を発見し、
持って生まれた能力に気づいて、楽しく働き、楽しく生きよう
売上アップと業績アップは目的が異なります。
・売上アップの目的は、売上を上げること。
・業績アップの目的は、人が幸せになること。
でした。
業績のいい会社になって幸せを得るには、
「あり方」と「やり方」が必要になります。
「あり方」とは、
私は、こんなことをしたい!こんな生き方をしたい!
という感じでしょうか。
「やり方」は、
だから、こんなふうに役立って、儲けていく!
食いぶちをまかえるから、あり方がすすめられ、成長していける。
天文学的な確率で生まれてこれた、この命を何にかけて生きていくか、
まわりから与えられた恩にどう報いていくのか。
そのような「あり方」と「やり方」が反映しながらの商売が良いなと思います。
ちえじんの教科書では、「あり方」と「やり方」を循環させながら、
人が幸せになることを目的にした商いを生成化育の経営として、
同じ価値観の人たちと勉強をしています。
「あり方」と「やり方」は、気づいていく人と気づかないでいく人がいます。
気づきはじめたら違いがわかるように図にしてみました。
自分たちの「あり方」と「やり方」があって、「お客さま」があります。
まわりは世間、社会という一つのイメージで描いています。
①の図は、やり方が中心の商いです。
どうやって儲けるか?が一番の関心ごと。
今は何が売れる?、これから何が売れるのか?
他社との差別化はどうするのか?
誰が売ろうと、売れれば良いので人はあまり関係せず、
「あり方」は、からっぽで破線です。
売上アップに知恵を絞り、実践して、
お客さまの心情と売り方を循環させています。
②の図は、あり方が中心です。
想いや理想が先走ってしまい、あり方を深めることもないので、
やり方(役立って儲ける)にかみ合わず、浮き草のようにふわふわと、地に足がついていない状態です。
「やり方」は取り組まないので、からっぽで破線になり、世間やお客さままで届きません。
③の図は、あり方とやり方の両輪です。
あり方を反映したやり方(儲け方)で成長しながら役立って世の中に貢献していきます。
「あり方」に集まった人たちが持っているものを「やり方」で磨くから、
どんどん仲間が増え、影響力が大きくなり、お客さまも巻き込んでいきます。
「あり方」も「やり方」も詰まっていて、まわりと絡み合っています。
この③の図がちえじんの教科書が求めているものです。
今の自分たちの商いは、①②③のどれでしょうか?
ひょっとして、今が①や②だから上手くいっていないような気がするとか、
なんだからしっくりいっていないとか・・・
③がいいなぁと思ったら、「気づき」の入り口部分まで来ているように思います。
「気づく」ということは、自己に気づいて、生きていくこと。
自分の生きる道を明らかにして実現していく人は、
自分の持っているもので、まわりの人を喜ばせ、
物心両面の幸せを得て、自分のための人生を歩いていきます。
そのために、「あり方」と「やり方」を磨いていきましょう。
「あり方」は、
素直、謙虚、感謝の気持ちを持つことで、
これまでを振り返り、
自分の役割、果たす目的、
持って生まれて能力、
まわりから育てられて経験から身についた能力に
気づいていきます。
自分が心の底からやりたいと思うこと、
そのために出会っていきたい人などを明らかにし、
信念、経営理念、芯棒、時間軸に書き出し、
やり方に反映して実践していきます。
自分が失敗するたびに何度でも書きなすことが、
とても大切な作業になります。
「やり方」は、
あり方を利益に変えていきます。
自分たちの強み、ぴったりのお客さまはどんな人か・・・
はっきりとさせながら、
自分たちの食いぶち(固定費)はいくらか?
まわりに役立ってお金がいただける本業はなにか?
稼げる力(粗利益率)はどれほどか?
を把握してまかなえるだけの売上はいくら必要か?
本業で残すお金(営業利益)はいくらにするのか?
を決めて目標数字を策定し、
目標数字に向けて業績アップの手順を踏んでいきます。
目標に向かって力を出すから、
それぞれが持つ潜在能力が引き出され、
成長すると成果が現れます。
これまでが、①のやり方が中心だったり、②のあり方に偏っていた場合は、
簡単にはすすみませんし、時間がかかります。
しかし③のあり方とやり方は、恩に報いる経営ですから、
日々やるべきことを余すことなくおこなっていると、
応援者が現れ、縁と月日のなかで成就していきます。
生成化育の経営が経済の主流となり、
中小企業に物心両面の幸せがもたらされますように
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