ﾎﾟｽﾃｨﾝｸﾞﾁﾗｼ　ｺﾝｾﾌﾟﾄづくり例

1 ヒアリング
2 コンセプトまとめ
3 ポスティングチラシ　2022年2月

2022年2月から、地域密着工務店さんのエリアに配布するポスティングチラシをつくる機会をいただきました。社長さんの想い、会社の存在価値、“あり方”が伝わり、地域にお住いのみなさまに共感をいただき、なくてはならない存在を感じらえるようヒアリングをしながらまとめていきました。

ヒアリング

●「つながる暮らし」について聞かせてください（一部紹介）

2つあるんです。1つは、当然お客さまとつながり合うというのが１つ。そのために日々、がんばって努力せなあかんなぁということと、もう1つは、私たちが巡り合うお客さまが、お父様になり、おじい様になるという形になって、次の世代にもつないでいただけるような家を私たちが関わらせていただきたいなぁという想いでつながる暮らしにしています。
（世代、家族をつないではどこからくるのでしょうか？）
日々のなかで価値観をつないでいくことは、とても大切なことだと思っておりまして、そのなかで、お仏壇に手を合わせるとか、お墓に行って手を合わす、ということは、結局は、報いることだと思っているんです。僕の中で生きているなかの役割は、つないでいくことだと思っているので、価値観をつなぐことで、次の世代にずぅっとつながっていくことが、役割だなぁと思っています。
（つなぐ先には何があるんですか？沸き立たせるものは？）
ただ役割だけかなぁ、生を受けてご恩返しかな。
（つなぐモチベーションが聞けたらいいなぁと思っています）
それは楽しんでいるってことじゃないかと思います。今やらせてもらっていることが楽しいから、やれていると思うという感じやね。そこに苦労とかあんまりないですね。
（ローズタウンとの関わりを教えてください）
僕が最初就職したところがちょっとおかしくなって、2回目にいったお会社さんの縁で、業務請負でローズタウンのほうへ行っていたんですけど、当時は日本経済が右肩上がりでしたから、建物を建てたら、売れた時代だったので、ボンボン建てていった時代なんですけど、そのときに50棟以上関わらさせていただいたんです。1980年（昭和55年）ころ右も左もわからないド素人の僕が、僕なりにやらせていただいて、それにお客さまが住んでいただいた。なかには喜んでいただいたお客さまもおられますし、当然、失敗して怒られた現場もあるんですけど、それと想いがあるもんですから、想い入れという部分がつながっているんだと思いますね。
（ローズタウンの価値を上げたいについて、どうなればいい？）
ローズタウンはいい街なんです、道路も広いし、静かなところやし、琵琶湖が見えるところもあったり。駅もありますしね。便利がいいんですけど、空き家が8％くらいになっているんです。高齢化とともに、空き家が増えていくと街並みが死んでいくのがわかるので、その部分で若い世代に入ってきていただいて、子供たちが遊ぶというようなそれを年を取った方々も眺めながら、笑顔になるというような街にできたらなぁと。寂しいのはダメですね。勢いがないから。

●山口で生まれて、滋賀に来られてどのような意味があると思われますか（一部紹介）

やはり、縁なんでしょうね。それしかないですね。僕は小さいころ、親が忙しくてずぅっと一人ぽっちで育っていた。小学校上がるとき、6つくらいの時やったかな、祖母（父親の母）がきて、ずっと面倒をみてもらっていたんですけど、その後、2年生か3年生くらいのときに継母（今の母親）に育ててもらいました。小さいころに、親の愛情ってほとんど知らんで育ってましたので、そういう意味ではちょっと、なんていうのかな、自分自身、未熟な部分は多いですね。今やから思いますけどね。それは家内と会うことで、家内は愛情の深い子なので、親御さんから愛情深く育てられたので、ちょっと修正が出来たかなという感じがしています。そういう意味でも縁なのかなと思います。